紅レン(簾)石【こうれんせき】
- 百科事典マイペディア
- マンガンを含んだ緑レン石族の鉱物。柱状の結晶を示し,淡紅色または紅色で,透過光に対しオレンジ黄〜鮮紅色の多色性がある。組成はCa2(Mn,Fe,Al…
うみすい‐いし(うみすひ‥)【膿吸石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 円く平らな小石のようなもので、膿を吸い出すのにききめがあるといい、龍骨(りゅうこつ)(=古代象の化石)の類といわれる。吸毒石。〔語…
こまがたけ‐いし【駒岳石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 北海道渡島(おしま)半島東岸にある駒ケ岳の北側のふもとで採石される角閃安山岩。緻密で灰白色をしており、一見御影石に似ている。
石ヶ崎支石墓 いしがさきしせきぼ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 福岡県糸島(いとしま)市所在の弥生(やよい)時代の墳墓遺跡。平野を分断するように突出する標高30メートルの曽根(そね)丘陵の先端に位置する。1949年…
月隕石【つきいんせき】
- 百科事典マイペディア
- 月の表面物質が隕石として飛来したもの。1982年に初めて発見されて以後,現在までに発見されている13個のうち,1個を除くすべてが南極隕石。→関連項…
しばせき【柴石[温泉]】
- 改訂新版 世界大百科事典
かくせん‐せき【角×閃石】
- デジタル大辞泉
- 1 ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・アルミニウムなどを含み、組成が変化に富む珪酸塩けいさんえん鉱物。単斜晶系または斜方晶系。透閃石・直…
深山吹雪石
- デジタル大辞泉プラス
- 石材の名。福島県産の青色系の花崗岩。「吹雪石」とも。
しき‐いし【敷石/▽舗石/×鋪石】
- デジタル大辞泉
- 通路・玄関先・庭などに、敷き並べた平らな石。
いし‐どうろ【石灯籠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「いしどうろう(石灯籠)」の変化した語。[初出の実例]「可レ被レ宛二于石燈炉之夜燈高辻地之闕分一」(出典:東寺百合文書‐ち・明徳五年…
わらうち‐いし【藁打石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 藁打ちに用いる台石。たたきいし。《 季語・秋 》[初出の実例]「砆は、わらうち石ぞ、藁は、わらぞ、は石ぞ」(出典:三体詩素隠抄(1622…
よなき‐いし【夜泣石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 夜になると、泣き声が聞こえるなどの伝承をもつ石。また、その伝説。特に、東海道の小夜中山(静岡県掛川市)のものが有名で、賊に殺され…
ひうち【火打】 の 石((いし))
- 精選版 日本国語大辞典
- 火打ちに用いる石。火打石。[初出の実例]「うち出す火うちの石のほくそなみなににもつかぬ我身成けり〈藤原家良〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)…
しるし【印】 の 石((いし))
- 精選版 日本国語大辞典
- 墓石。[初出の実例]「をがみけるしるしのいしのなかりせばたれかむかしのあとをみせまし」(出典:相模集(1061頃か))
けっせき【血石(歯石)】
- 改訂新版 世界大百科事典
かねつけ‐いし【金付け石】
- デジタル大辞泉
- ⇒試金石しきんせき
いかり‐いし【×碇石】
- デジタル大辞泉
- 古代から中世にかけて用いられた石製のいかり。港や海中などから出土し、交易船・軍船の往来を示す証拠となる。
スズ(錫)石【すずいし】
- 百科事典マイペディア
- SnO2の組成をもつスズの主要な鉱石鉱物。高温で晶出する鉱物で高温熱水鉱床,接触交代鉱床,ペグマタイトなどに産出。正方晶系で柱状・錐状結晶を示…
南極隕石【なんきょくいんせき】
- 百科事典マイペディア
- 南極地域で発見された隕石の総称。これまでに約1万5000個が発見されており,発見された全隕石の90%近くを占める。他の地域で発見されたほとんどの…
いし‐どうろう【石灯籠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 石造りの灯籠。笠石、火袋(ひぶくろ)、脚石、台石の各部から成る。多く、自然石を加工するが、そのまま利用したものもある。社寺の前にす…
らんせんせき‐へんがん【藍×閃石片岩】
- デジタル大辞泉
- 藍閃石を含む結晶片岩。玄武岩質の岩石が高圧・低温型の広域変成作用を受けてできる。青色せいしょく片岩。
紅柱石【こうちゅうせき】
- 百科事典マイペディア
- アルミニウムのケイ酸塩鉱物。淡紅,紫,緑,黄または灰色の柱状結晶。泥質岩起源の接触変成岩やペグマタイト中などに産する。組成はAl2SiO5で,ラン…
けこみ‐いし【蹴込み石】
- デジタル大辞泉
- 家の土台下の猫石と猫石との間をふさぐために、あとから差し込む石。打ち込み石。→猫石
【とう】石如【とうせきじょ】
- 百科事典マイペディア
- 中国,清代の書家。安徽省懐寧の人。字は頑伯,号は完白山人。秦漢の金石文を学び,碑学に基づく新しい書の先駆者として,その清新な書風を称された…
ラン(藍)晶石【らんしょうせき】
- 百科事典マイペディア
- アルミニウムの正ケイ酸塩鉱物。多形の関係にある紅柱石,ケイ線石に比べ高圧型。組成はAl2SiO5。三斜晶系で,結晶は板状,長柱状,繊維状。青,白ま…
ケイ(珪)線石【けいせんせき】
- 百科事典マイペディア
- 高温の変成を受けた変成岩中に普通に見られるケイ酸塩鉱物。Al2SiO5の高温型鉱物。紅柱石,ラン晶石とは多形の関係にある。透明・半透明でガラス光沢…
本山崎石
- デジタル大辞泉プラス
- 石材の名。山梨県甲府市で産出される安山岩。「山崎石」「甲州小松石」などとも呼ばれる。
ザクロ(石榴)石【ざくろいし】
- 百科事典マイペディア
- ガーネットとも。ケイ酸塩鉱物の一種。等軸晶系で,12面体結晶が多く,へき開はない。透明〜半透明,ガラス光沢,色は一般に赤だが,黄,緑,黒,褐…
とら‐が‐いし【虎石】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 形が虎の姿に似ていたり、虎のような斑点があったりする石。また、その石にまつわる伝説。曾我十郎の愛人、大磯の虎御前に関連させ…
孝堂山石祠【こうどうざんせきし】
- 百科事典マイペディア
- 中国,山東省肥城県孝里舗にある祠堂。石灰岩製の切妻造で,2間の間口の中央に大きな八角石柱が立ち,漢代の木造建築を模している。壁面,梁(はり)…
カスミ(霞)石【かすみいし】
- 百科事典マイペディア
- ケイ酸塩鉱物の一つ。カリ,アルミニウムの鉱石。主成分は(Na,K)AlSiO4。六方晶系。六角または十二角柱状結晶,緻密(ちみつ)塊状の産状が多い。硬…
高橋石霞 (たかはし-せっか)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1808-1883 江戸後期-明治時代の漢学者。文化5年11月14日生まれ。安芸(あき)(広島県)竹原の忠海屋(ただのうみや)高橋家をついで庄屋,町年寄をつとめ…
くじゃく‐せき【▽孔×雀石】
- デジタル大辞泉
- 水酸化銅、炭酸銅からなる鉱物。緑色で光沢がある。針状または塊状で産出。単斜晶系。銅の鉱石、また飾り石・顔料、花火の原料などに利用。マラカイ…
親石元素 しんせきげんそ lithophile element
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 親岩元素ともいい、元素分配の第一段階において、ケイ酸塩に富む液相に集まったとみなされる元素。地表から1200キロメートルの深さまでを構成してい…
膵石症 すいせきしょう Pancreatolithiasis (肝臓・胆嚢・膵臓の病気)
- 六訂版 家庭医学大全科
- どんな病気か 膵石は膵管内(すいかんない)に形成された石(結石)のことで、慢性膵炎(まんせいすいえん)と診断された患者さんの約40%にみられます…
だきいし‐そう(‥サウ)【抱石葬】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 縄文時代の埋葬法の一つ。仰臥(ぎょうが)屈葬人骨の胸腹部に石をのせ、両手でこれを抱くような姿勢をとらせる。死霊を封じこめるためとい…
さされ石 さざれいし
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演貞享4.7(江戸・長州毛利候邸)
ようき‐せき(ヤウキ‥)【陽起石】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 角閃(かくせん)石の一つ。透角閃石中のマグネシウムの一部が鉄によって置換されたもので、緑色、不透明、ガラス光沢がある。結晶は単斜晶…
金緑石 キンリョクセキ chrysoberyl
- 化学辞典 第2版
- Al2BeO4(126.97).斜方晶系結晶.Al3+ の一部は Fe3+,Ti4+,Cr3+ などの遷移金属イオンに置き換わるものもある.花こう岩ペグマタイト,雲母片…
苦灰石 クカイセキ dolomite
- 化学辞典 第2版
- [同義異語]ドロマイト
親石元素 シンセキゲンソ lithophile element
- 化学辞典 第2版
- 親岩元素ともいう.岩石圏の地殻とマントル上層,中層をつくるケイ酸塩層に集まるとされる元素.アルカリ金属,アルカリ土類金属,O,Si,B,Al,Sc…
らん晶石 ランショウセキ cyanite, kyanite
- 化学辞典 第2版
- Al2SiO5.泥質の変成岩やエクロジャイト中に産出する.三斜晶系,空間群 P,格子定数 a0 = 0.710,b0 = 0.774,c0 = 0.557 nm.単位格子中に4つの…
神籠石 (こうごいし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 福岡県久留米市高良大社をめぐる切石列石を古く神籠石と呼んでおり,九州から瀬戸内一帯にみられる山をめぐる列石遺跡をこの名で呼ぶようになった。…
支石墓 (しせきぼ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 新石器時代から初期鉄器時代にかけて世界的に分布する巨石墳墓の一種。フランス北西部に数多く知られた,この種の墳墓に対して,ブルトン語で卓また…
重晶石 (じゅうしょうせき) barite
- 改訂新版 世界大百科事典
- Ba,Pb,Srのような2価の陽イオンをAで表すと,ASO4で示されるような化学組成をもち,かつ同一の結晶構造を有する諸鉱物を重晶石族と呼ぶ。重晶石,…
石製容器 (せきせいようき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 考古学ではとくにメソポタミア,エジプト,ギリシアで,専業の石細工師が製作した石の器をいう。北メソポタミアでは大理石,方解石などの白色系の軟…
抵当標石 (ていとうひょうせき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- ギリシア語のホロスhoros(複数形ホロイhoroi)の訳。ホメロスの詩ではこの語の古い形であるourosは公有地や私有地の境界標石の意味で使われているが…
尖石遺跡 (とがりいしいせき)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 長野県茅野市豊平南大塩にあり,八ヶ岳西麓に発達した縄文時代中期の代表的な遺跡。1940年頃から地元の考古学者宮坂英弌(ふさかず)(1887-1975)が…
配石墓 (はいせきぼ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 1人で運べる程度の自然石,ないし一部を加工した石などを遺骸の周囲や墓壙の上に配する墓。また,このような墓の集合体も配石墓と称することがあり,…
氷晶石 (ひょうしょうせき) cryolite
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鉱物の一種。化学組成はNa3AlF6。単斜晶系に属し,通常塊状集合体として産出し,しばしば集片状に双晶をなす。{001},{110}に剝離し,断口は不規…