海洋観測常用表
- 海の事典
- 海洋観測資料の整理に必要な種々な量の間の換算表等を載せたもので、海洋観測指針の別冊付録として発行されている。比重計の更正表、塩素量と塩分の…
せんい‐かくりつ【遷移確率】
- デジタル大辞泉
- 量子力学に従う系において、原子や分子が電磁場など外部から作用を受けて、一定時間内に、ある定常状態から別の定常状態に遷移する確率。具体的には…
オブザーバブル(observable)
- デジタル大辞泉
- 量子力学における、原理的に観測可能な物理量。位置・運動量・エネルギーなどの物理量をさし、状態ベクトルに作用する演算子で表される。また、不確…
量子もつれ
- 知恵蔵
- 量子世界では、それぞれの粒子で状態が重なり合うだけでなく、複数の粒子がセットで状態の重なりをつくることがある。このような連携をいう。もつれ…
ボルツマンの重ね合わせ原理 ボルツマンノカサネアワセゲンリ Boltzmann's superposition principle
- 化学辞典 第2版
- 材料の変形は小さな変形のステップに分けることができ,各ステップは独立した応答を示すと考える.このように仮定すると,材料の力学的性質の時間・…
ふちゃく‐りょく【付着力】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 異なる種類の二つの物質が接触したときに互いにくっつく力。物質を構成する分子・原子間の引力によると考えられるが、普通は付着すること…
サントリオ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Santorio Santorio サントリオ━ ) イタリアの医学者。ラテン名サンクトリウス。パドバ大学教授。体重増減に関する実験研究を行ない「不感蒸散説」…
対応原理 (たいおうげんり) correspondence principle
- 改訂新版 世界大百科事典
- ニュートンの力学とマクスウェルの電磁気学を主柱とする古典物理学が原子の世界で成立しないことがわかったとき,それに代わる理論をさぐりあてるま…
リー群 りーぐん Lie group
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 連結解析的多様体Gが同時に群であって、群の演算(g1,g2)→g1g2が積多様体G×GからGへの解析的写像で、さらに逆元をとる演算g→g-1がGからGへの解析的写…
散逸構造
- 知恵蔵
- 物質の拡散など熱力学的な不可逆現象(散逸過程)が進行する非平衡世界に現れる秩序。ベロウソフ・ジャボチンスキー(BZ)反応と呼ぶイオン濃度の振動や…
エルステッド
- 百科事典マイペディア
- デンマークの物理学者,化学者。初め薬剤師,のち物理学に転じ,1806年コペンハーゲン大学教授。1820年導線のそばに置いた磁針が電流によって力を受…
グルベルグ
- 百科事典マイペディア
- ノルウェーの数学者,物理化学者。クリスチャニア(現オスロ)の生れ。1869年クリスティアニア大学応用数学教授。1864年義兄のボーゲとともに化学親…
マイクロフォトメータ microphotometer
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 乾板またはフィルムなどの写真原板の黒化度を,原板上の位置の関数として測定する光学器械。一定の光源の光をレンズとスリット (細隙) で細く絞った…
エンストロフィ
- 海の事典
- 速度ベクトルの二乗平均が運動エネルギーに関連する量であるが、これに対し渦度の二乗平均(の1/2)をエンストロフィと呼ぶ。理想流体においては、エ…
ラグランジュの運動方程式【Lagrange equation of motion】
- 法則の辞典
- 単にラグランジュの方程式*と呼ばれることもある.古典力学系を記述するのに便利な運動方程式である.最小作用の原理*から導かれる運動方程式で,…
ド‐ブローイ
- 精選版 日本国語大辞典
- ( Louis Victor De Broglie ルイ=ビクトル━ ) フランスの理論物理学者。電子の性質に関して粒子性と波動性とを融合させた物質波の概念を提唱、シュレ…
品種改良【ひんしゅかいりょう】
- 百科事典マイペディア
- 生物の遺伝質を改善して,利用価値の高い作物・家畜の新品種を作り出すこと。育種とほぼ同義。収量増加,環境適応性・耐病性の強化,品質の良化,生…
ポーラログラフィー
- 百科事典マイペディア
- 電解分析の一つ。水銀だめより毛細管によって負に荷電した水銀を滴下し,下部にあるやや表面積の大きな水銀だめを正に荷電させて溶液の電気分解を行…
Mac OS 8.5
- ASCII.jpデジタル用語辞典
- 1998年10月17日に発売されたMac OS。開発コードネームはAllegro。「\13,800で買える新しいMac」「Must-have(必須)なアップグレード」などのキャッチ…
デュードネ Jean Alexandre Dieudonné 生没年:1906-
- 改訂新版 世界大百科事典
- フランスの現代数学者。1906年リールに生まれる。27年エコール・ノルマル・シュペリウールを卒業,レンヌ大学助教授,次いでナンシー大学教授となる…
じつざい‐きたい【実在気体】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 熱力学における密度の無限に小さい理想気体からはずれた挙動を示す気体。すなわち実際の気体。高温、低圧下では理想気体に近づくが、低温…
有機反応論 ゆうきはんのうろん physical organic theory
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 有機化学反応を反応速度論的に研究して、反応系の遷移状態の構造を推定して反応機構を理解する学問分野をいう。有機化学反応は求電子反応、求核反応…
準安定状態
- 岩石学辞典
- 熱力学では,第一種相転移に伴う非常に寿命の長い非平衡状態をいう[長倉ほか : 1998].過飽和溶液の条件の記述に用いる語で,ある与えられた温度お…
小野鑑正 おのあきまさ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1882.10.27. 東京[没]1978.3.6. 福岡機械工学者。京都大学機械工学科卒業 (1906) ,九州大学教授,東京大学教授 (36~43) 。九州大学名誉教授。…
大環状錯体 ダイカンジョウサクタイ macrocyclic ligand complex
- 化学辞典 第2版
- ポルフィリン,フタロシアニンなどの大きな芳香環をもつ配位子がつくる錯体,およびサイクラム([14]ane-(1,4,8,11-N4)),クラウンエーテルなどのつく…
イス形 イスがた chair form
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- シクロヘキサンおよび関連化合物の立体構造を示す語。シクロヘキサンについて張力説ではその安定性が説明できなかったので,初めは炭素原子間の原子…
フォトコンパレータ photocomparator
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 光学装置を使った自記記録式のコンパレータ。ただし機能構造はマイクロフォトメータと同じで,スペクトル写真,X線・電子線回折写真などの黒化度曲線…
ゲノム ゲノム genome
- 化学辞典 第2版
- 特定の生物の全遺伝情報.ある生物を規定しているDNAの全塩基配列で,すべての遺伝子の集合.個々の遺伝子(gene)との違いに注意.ゲノムを対象とした…
ハッキング
- 共同通信ニュース用語解説
- コンピューターに関する高度な知識と技術を持つ人物が、コンピューターや電子機器にアクセスし、解析することの総称。この技術を持つ者はハッカーと…
ダグラス アレン Roy George Douglas Allen
- 20世紀西洋人名事典
- 1906 - 1983 英国の数理経済学者。 経済学において、国民経済統計、卸売物価指数の計測などを数理的に分析した。無差別曲線を用いた価値理論をJ.R.…
衝突 しょうとつ collision
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 相対的に運動する2つの物体または粒子が接触または接近して微小時間だけ互いに強い力を及ぼし合って相対速度を変える現象。衝突の前後で2物体の運動…
レイノルズ(Osborne Reynolds) れいのるず Osborne Reynolds (1842―1912)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリスの物理学者、工学者。ベルファスト生まれ。初め機械工の修業をしたが、ケンブリッジ大学に進み工学を学んだ。1868年マンチェスターのオーエ…
言語理論
- 知恵蔵
- 人工的なプログラミング言語のみならず、人間の自然言語も対象として、言語の数理的な構造や文法を扱う理論。1957年、N.チョムスキーによる人間の脳…
木下俊郎 (きのした-としろう)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1931-2010 昭和後期-平成時代の育種学者。昭和6年2月6日生まれ。カナダ遺伝・育種学研究所留学後,昭和56年北大教授となる。のち光塩学園女子短大教…
グローマーチャレンジャー号 グローマーチャレンジャーごう Glomar Challenger
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 1968年から 83年にかけて,深海掘削計画 (DSDP,IPOD) の専用船として用いられた深海掘削船。この期間に総延長 33万 kmの掘削を行い,回収した岩石や…
表現型模写 ひょうげんがたもしゃ phenocopy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 表型模写ともいう。突然変異形質と似た形質が,遺伝子そのものの変化によってではなく,形質発現の際の条件の差によって生じるもの。ショウジョウバ…
シュレーディンガーの波動方程式 シュレーディンガーノハドウホウテイシキ Schrödinger wave equation
- 化学辞典 第2版
- 粒子運動に対する量子力学的な基本方程式.簡単のため1粒子系で説明すると,量子力学の公理によって粒子の全エネルギーに対応するハミルトニアンの固…
生態学【せいたいがく】
- 百科事典マイペディア
- エコロジーecologyとも。ヘッケルの造語で,〈生態学〉の訳は三好学による。生物の生活を,環境条件との関連の下に研究する学問分野。個体を対象とし…
重心 じゅうしん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 数学用語三角形の重心三角形の三つの中線は1点で交わる。その点を三角形の重心という。三つの中線は重心でそれぞれ2対1の比に内分される。三角形の重…
量子化 りょうしか quantization
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 物理学では、力学系の物理量に対する古典的な取扱いを量子力学の取扱いに置き換えることをいう。情報論では、連続関数f(t)で与えられる情報、すなわ…
ブラウン(Ernest William Brown) ぶらうん Ernest William Brown (1866―1938)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イギリス出身のアメリカの天文学者。月の運行表の作製者。ハルに生まれ、ケンブリッジ大学でG・ダーウィンに天体力学を学び、1887年卒業。1889年より…
モホロビチッチ不連続面 (モホロビチッチふれんぞくめん) Mohorovičić discontinuity
- 改訂新版 世界大百科事典
- 地下10~数十kmの深さにある地震波速度や密度の急増する境界。M不連続面あるいはモホ面と略称されることが多い。1909年,ユーゴスラビアの地球物理学…
メディビックグループ
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「株式会社メディビックグループ」。英文社名「MediBIC Group」。サービス業。平成12年(2000)「株式会社メディバンク」設立。同年「株式会社…
ポリジェニック‐スコア(polygenic score)
- デジタル大辞泉
- ある個人の、多遺伝子疾患や特定の体質と関わりのある遺伝子多型の情報を数値化したもの。ゲノムワイド関連解析(GWAS)のデータをもとに、個人のゲ…
ぶつり‐がく【物理学】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 自然科学の一部門。天然現象や実験室内で制御された条件下で生ずる自然現象を観察したり数量的に測定したりして、その結果から現象を支配…
フォン・ノイマン Johann Ludwig von Neumann 生没年:1903-57
- 改訂新版 世界大百科事典
- ハンガリー生れの数学者。ブダペストに生まれワシントンに没す。ギムナジウムの先生が,〈ノイマンは数学に異常な才能をもっているから大学の教授に…
ケンドルー
- 百科事典マイペディア
- 英国の化学者。ケンブリッジ大学卒後,キャベンディシュ研究所でブラッグの指導のもとに研究。X線解析により球状タンパク質であるヘモグロビン,ミ…
kiká-gaku, きかがく, 幾何学
- 現代日葡辞典
- A geometria.◇~ moyō幾何学模様O padrão geométrico.◇Heimen [Rittai;Kaiseki] ~平面[立体;解析]幾何学~ plana [s…
銀河形成
- 知恵蔵
- 銀河は、星生成の歴史と共に光度を変えながら進化する。宇宙初期の物質の不均一が重力によって成長し、密度の高い部分が宇宙の膨張を振り切って自分…
断面積 だんめんせき cross section
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 量子力学において粒子の衝突 (散乱,反応) が起る確率を表わす量。古典力学では,ある粒子が標的に衝突する確率は標的の幾何学的な断面積に比例する…