「化合物」の検索結果

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オリゴマー おりごまー oligomer

日本大百科全書(ニッポニカ)
単量体(モノマー)が低い程度に重合してできた重合体で、分子量は1000以下のものをいう。高分子化合物がその機械的強度などの実用的性質を示すため…

カルバゾール かるばぞーる carbazole

日本大百科全書(ニッポニカ)
窒素を含む複素環式化合物の一つ。ジベンゾピロールdibenzopyrroleともいう。石炭の乾留により得られるコールタール中に含まれ、コールタールの分留…

誘起効果 ゆうきこうか inductive effect

日本大百科全書(ニッポニカ)
有機化合物の反応性は、その化合物の電子状態、ことに電子密度やその変化の仕方により理解される。このような考え方(この考えが確立されるまでは有…

希土類磁石 きどるいじしゃく rare earth permanent magnet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
希土類元素を含む強磁性材料で作った磁石で,アルニコ,フェライトに次ぐ第3の工学用磁石。希土類金属 (R) と鉄族遷移金属 (T) との間には,種々の金…

窒素循環 チッソジュンカン nitrogen cycle

化学辞典 第2版
地球上における窒素の循環をいう.大気中に存在する分子状窒素は,窒素固定によってアンモニア,硝酸塩となり,硝酸塩は脱窒により窒素ガスとして大…

カルビン カルビン Calvin, Melvin

化学辞典 第2版
アメリカの生化学者.ロシアからの移民の子.1931年ミシガン鉱業技術カレッジ卒業後,1935年ミネソタ大学で化学でPh.D.を取得.ミネソタ大学ではハロ…

SE 型反応 エスイーガタハンノウ SE type reaction

化学辞典 第2版
求電子試薬による求電子置換反応(electrophilic substitution reaction)の略称.SN 型反応の場合と同様に,SE1型およびSE2型の区別が可能であるが,…

インダノン インダノン indanone

化学辞典 第2版
C9H8O(132.16).【Ⅰ】1-インダノンはα-インダノンともいう.1-インダノールやインダンの酸化,ヒドロケイ皮酸の酸化によって得られる.無色の板状晶(…

ベンジジン転位 ベンジジンテンイ benzidine rearrangement

化学辞典 第2版
芳香族ヒドラゾ化合物を強酸で処理すると,ベンジジンをはじめ種々の転位生成物を生じる.このような転位反応を総称してベンジジン転位という.ヒド…

ケチル ケチル ketyl

化学辞典 第2版
カルボニル化合物のアニオンラジカル(RR′ C・-C-)のこと.ケチルラジカルともいう.不対電子が非極在化できるものは安定に存在する.ジアリールケト…

クムレン クムレン cumulene

化学辞典 第2版
脂肪族不飽和炭化水素のうち,プロパジエン(CH2=C=CH2)に代表される集積二重結合(cumulative double bond)をもった化合物の総称.R2C=(C=)nCR2のよう…

かがく‐とうりょう〔クワガクタウリヤウ〕【化学当量】

デジタル大辞泉
化学反応における、元素または化合物の基本量。1 酸素の2分の1グラム原子と化合する元素の量。原子量を原子価で割ったもの。2 酸の化学式量を、酸…

元素分析 げんそぶんせき elementary analysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機化合物に含まれる元素の種類を調べる元素定性分析と,組成元素の量を決定する定量分析とがある。炭化水素定量分析法としてリービヒ=プレーグル…

神経ガス【しんけいガス】

百科事典マイペディア
有毒な有機リン酸化合物を含む毒ガスで,交感神経系と副交感神経系の均衡を失わせる作用をもつ化学兵器。1937年ドイツのシュレーダーが発見,第2次…

アセト酢酸エステル アセトさくさんエステル acetoacetic ester

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
代表的なβ-ケトン酸の一種であるアセト酢酸のエステルで,エチルエステルとメチルエステルがよく知られている。 (1) エチルエステルは芳香のある無色…

P-32 ピーサンジュウニ

化学辞典 第2版
phosphorus-32の略称.32P.放射性リンともいう.リンの質量数32の放射性同位体核種.天然の唯一の安定同位体核種 31P から,原子炉中の31P(n,γ)32P…

クルチウス クルチウス Curtius, Theodor

化学辞典 第2版
ドイツの有機化学者.ライプチヒ大学でA.W.H. Kolbe(コルベ)に,ミュンヘン大学でJ.F.W.A. von Baeyer(バイヤー)について化学を学んだ.Kolbeのもと…

リービヒ

百科事典マイペディア
ドイツの有機化学者。ボン,エルランゲン両大学で学んだのち,パリ大学でゲイ・リュサックらに学ぶ。帰国後1825年ギーセン大学教授となり,大学構内…

アゾベンゼン あぞべんぜん azobenzene

日本大百科全書(ニッポニカ)
代表的な芳香族アゾ化合物。トランス形とシス形とが存在するが、シス形は不安定なためトランス形のみを考えることが多い。どちらも橙(だいだい)色の…

ルミノール るみのーる luminol

日本大百科全書(ニッポニカ)
窒素複素環式化合物の一つで、血痕(けっこん)の鑑識に使われるので有名な化合物。3-アミノフタル酸ヒドラジドともいう。 3-ニトロフタル酸ヒドラジ…

フェノール phenol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) 石炭酸ともいう。ベンゼンの水素原子1個を水酸基で置換した構造をもち,C6H5OH で表わされる。コールタールを分留して得られるフェノール油の主…

メタラカルバボラン メタラカルバボラン metallacarbaborane

化学辞典 第2版
メタロカルバボラン(metallocarbaborane)ともいう.【Ⅰ】カルバボランの骨格の頂点のB原子のいくつかを,金属原子で置き換えた骨格をもつ化合物.普…

アズレン あずれん azulene

日本大百科全書(ニッポニカ)
非ベンゼン系芳香族化合物の一つ。5員環と7員環が縮合した構造をもち、濃青色の板状結晶。ナフタレンの異性体で、特有のにおいをもち、300℃に加熱す…

開環 (かいかん) ring-opening ring-cleavage

改訂新版 世界大百科事典
環式化合物の反応において,環が開裂して鎖式化合物に変化すること。環式化合物のうちで6員環が最も安定であるが,それより大きくても小さくても不安…

ニトロソナフトール ニトロソナフトール nitrosonaphthol

化学辞典 第2版
C10H7NO2(173.17).14種類の位置異性体が考えられるが,普通,2-ニトロソ-1-ナフトールおよび1-ニトロソ-2-ナフトールをさす.これらは1,2-ナフトキ…

ヨウ化ジルコニウム(Ⅳ) ヨウカジルコニウム zirconium(Ⅳ) iodide

化学辞典 第2版
ZrI4(598.84).酸化ジルコニウムと炭素の混合物をヨウ素気流中で加熱すると得られる.黄橙白色の結晶.431 ℃ で昇華する.融点499 ℃(封管中).湿った…

提炼 tíliàn

中日辞典 第3版
[動](化学的・物理的方法で化合物または混合物から)取り出す,抽出する.从石油中可以~出各&#x…

ポリエステル(polyester)

デジタル大辞泉
エステル結合-CO-O-をもつ高分子化合物の総称。エチレングリコールとテレフタル酸との縮重合によって得られるエチレンテレフタラートが代表的で、合…

さんか‐アルミニウム〔サンクワ‐〕【酸化アルミニウム】

デジタル大辞泉
アルミニウムの酸化物や化合物。天然には鋼玉として産出し、工業的には原鉱から水酸化アルミニウムを取り出し、強く熱して作る。アルミニウムの原料…

こうかがく‐オキシダント〔クワウクワガク‐〕【光化学オキシダント】

デジタル大辞泉
《photochemical oxidant》大気中の汚染物質である窒素酸化物や揮発性有機化合物が、太陽光線により光化学反応を起こして発生する酸化性物質の総称。…

デュマ

百科事典マイペディア
フランスの化学者。パリ大学教授。水の組成を精密に測定。蒸気密度測定法,有機化合物の窒素定量法を創案。有機化学構造論において基型説を発展させ…

アセトアニリド

百科事典マイペディア
無色の結晶。融点115℃,沸点305℃。熱水に可溶,有機溶媒に易溶。各種有機化合物の合成原料として重要。アニリンと無水酢酸からつくる。解熱鎮痛剤と…

シュタウディンガーの式【Staudinger's formula】

法則の辞典
棒状の形をした高分子化合物の分子の溶液の粘性について得られた実験式.ηsp を比粘度(=(ηs-η0)/η0),Mを分子量,C を濃度(重量百分率)とし…

プロスタグランジン

栄養・生化学辞典
 C20H34O5(mw354.49).  細胞膜にリン脂質の形で存在するアラキドン酸などが原料となって生合成される生理活性物質で,不安定で生体内での寿命が…

ピリミジン塩基 ピリミジンエンキ pyrimidine base

化学辞典 第2版
ピリミジンおよびその誘導体の総称.これらの化合物は塩基としての性質を示す.その種類は非常に多いが,そのうち,シトシン,ウラシル,チミン,5-…

ウレタンフォーム

家とインテリアの用語がわかる辞典
高分子化合物のポリウレタン樹脂から作られる発泡樹脂。軟質のものはクッションやマット、防音・断熱材、衣料材料など、硬質のものは建築物の構造材…

マイケル付加 マイケルフカ Michael addition

化学辞典 第2版
ミカエル付加ともいう.ナトリウムエトキシド,ピペリジンなどの塩基を触媒として,活性メチレン基をもつ化合物を極性の大きなC=C結合に付加させる反…

サンタロール さんたろーる santalol

日本大百科全書(ニッポニカ)
炭素数15のセスキテルペンアルコール。2種の異性体、三環式のα(アルファ)-サンタロールと二環式のβ(ベータ)-サンタロールが存在する。びゃくだん油(…

オモクロム ommochrome

改訂新版 世界大百科事典
L-トリプトファンからキヌレニン,3-ヒドロキシキヌレニンを経て生成する昆虫の眼色素キサントマチンxanthommatineに代表されるトリプトファン由来の…

マイケル付加 (マイケルふか) Michael addition

改訂新版 世界大百科事典
1887年ドイツの化学者マイケルA.Michaelは,ケイ皮酸エチルとマロン酸ジエチルをナトリウムエトキシドNaOC2H5の存在下で反応させ,式に示すような付…

合金 ごうきん alloy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
2種以上の金属を混合した材料,あるいは金属に少量の非金属が添加されているが,金属的性質を多分にもつ材料をいう。ステンレス鋼,青銅,黄銅,ジュ…

アンブレットムスク あんぶれっとむすく ambrette musk

日本大百科全書(ニッポニカ)
1・3・5‐トリニトロベンゼンおよび1・3・ジニトロベンゼン誘導体のなかには特有の香気を有し、その香気がムスク(ジャコウジカのじゃ香)、シベット…

イオン重合 イオンじゅうごう ionic polymerization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
重合反応において,成長鎖がイオンである付加重合をいう。成長イオンがカチオン (陽イオン) であるかアニオン (陰イオン) であるかによって,カチオ…

鈴木章 すずきあきら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1930.9.12. 北海道,鵡川日本の有機合成化学者。1960年北海道大学理学研究科博士課程を修了,同工学部助教授となる。1963年アメリカ合衆国のパー…

スベドベリ

百科事典マイペディア
スウェーデンの物理化学者。ウプサラ大学に学び,1912年同大学教授。コロイド化学の基礎的研究に従事し,大学在学中の1907年にコロイド微粒子のブラ…

ようそ‐とけいはんのう〔エウソとけいハンオウ〕【▽沃素時‐計反応】

デジタル大辞泉
ヨウ素でんぷん反応における時計反応。化合物の組み合わせは何通りもあるが、代表的なものとして、ヨウ素酸カリウムと亜硫酸水素ナトリウムが知られ…

パラケルスス(Philippus Aureolus Paracelsus)

デジタル大辞泉
[1493~1541]スイスの医学者・化学者。錬金術・医学を学び、欧州各国を遍歴。ラテン語に代えてドイツ語で講義するなど、古典医学を批判して追放さ…

フェロモン

栄養・生化学辞典
 動物が作る物質で,体外に放出されて同種の他の個体の行動に影響を与える物質.昆虫の性行動に影響する性フェロモンのほか,集合フェロモン,警報…

おうれん【黄連】

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典
漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。キンポウゲ科セリバオウレンやキクバオウレンの根茎を乾燥したもの。植物性化合物であるアルカロイドを各種…

構造式 こうぞうしき structural formula

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
分子中の原子の結合様式を図式的に表わした化学式。結合を表わす線を価標という。特に有機化学では,化合物の性質を表わす適当な表現方法として古く…

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世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

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