アッシュール Assur Ashur
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッシリア帝国形成の基礎となった都市で,前14世紀後半から前883年までの首都。主神アッシュールに由来する名称で,現代名はカルア・シルカQal'a Sh…
テル=ペトロシャン Ter-Petrosyan,Levon Akopovich
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1945.10.9. シリア,アレッポアルメニアの政治家。 1968年エレバン大学文学部東洋学科卒業,71年レニングラード大学大学院卒業 (アルメニア,ア…
ハットゥシリシュ3世 ハットゥシリシュさんせい Khattushilish III; Hattusilis III
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヒッタイト新王国時代の王 (在位前 1275頃~50頃) 。甥のウルヒ・テシュプ (ムルシリシュ3世) から政権を奪取,みずからの行為を正当化した「自叙伝…
セミラミス Semiramis
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代オリエントの伝説的な女王。シリアの女神デルケト(あるいはアタルガティス)の娘で,捨子として鳩に育てられた。牧人に発見されて代官オンネス…
カンディス kandys
- 改訂新版 世界大百科事典
- メディア,ペルシア,パルティアなど古代イラン系の民族によってチュニックの上に着用された袖つきのカフタン状の寛衣。絹や薄手ウールや上質木綿を…
楔形文字(くさびがたもじ) cuneiform scripts
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- シュメール人が考案し,古代オリエント世界に広く普及した文字。象形的な絵文字から出発したが,書記材料が粘土板と葦の尖筆であったため,やがて楔…
レビアタン
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ポルトガル語] leviatāo ) 旧約聖書の「イザヤ書」「ヨブ記」「詩篇」などに出てくる海の大怪物。日をのろう者と呼ばれ、龍、鰐などと…
くさびがた‐もじ【楔形文字】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 紀元前三五〇〇年頃から紀元前数世紀までアッシリア、バビロニア、ペルシアなどで広く用いられた文字。その遺品は、粘土板に葦(あし)の茎…
イスタンブール考古学博物館 イスタンブールこうこがくはくぶつかん İstanbul Arkeoloji Müzeleri
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- トルコ,イスタンブールにある博物館。1846年創設され,1875年に公開された。陸軍元帥アフマド・パサによって収集が開始され,かつてのオスマン帝国…
ジッグラト Ziggrat
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代メソポタミア,エラムの都市の神殿にある山形の聖塔。高い峰を意味する。階段状のピラミッドが多く,段庭のあるものと,頂上まで螺旋状の階段の…
フルリ人 フルリじん Hurrians
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前2千年紀のオリエントの歴史と文化に重要な役割を果たした民族。メソポタミアのウル第3王朝の史料にすでにフルリ人の人名や地名が現れる。チグリス…
ヒッタイト Hittites
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 史上最初に出現したインド・ヨーロッパ語族の一派。前17世紀前半にアナトリアに古王国を建て,ムルシリ1世はバビロン第1王朝を滅ぼした。トゥトゥハ…
フェニキア Phoenicia; Phoinikē
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代,地中海に発展した民族と国家。現在のレバノンとほぼ地域的に一致。ヘロドトスによれば,フェニキア人は前 3000年頃ペルシア湾から東地中海地方…
ダマスカス
- 百科事典マイペディア
- シリアの首都。アンチ・レバノン山脈から流れるバラダー川の谷口部にあるオアシス都市。鉄道,道路など交通の要地で,国際空港もあり,政治・経済の…
ニネベ遺跡 ニネベいせき Nineveh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イラク北部,クユンジクにあるアッシリア帝国の遺跡。チグリス川をはさんでアルマウシルと相対している。 1842~55年フランスの探検隊が調査し,45~…
くだら‐ごと【百済琴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 竪箜篌(たてくご)の日本での名。古代アッシリアの楽器で、奈良時代に、中国、百済などを経て伝来。平安初期まで雅楽器に用いられたが、中…
キリキア Kilikia; Cilicia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 小アジア南東部の地中海沿岸を占める古代の地域名。現在のトルコ共和国の一部。東はアマヌス山脈,北と西はタウロス山脈によって区切られ,東部は肥…
スミス Smith, George
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1840.3.26. ロンドン[没]1876.8.19. ハラブジョージ・スミス。イギリスのアッシリア研究家。ヘンリー・クレズウィック・ローリンソンらの影響を…
アケメネス Achaemenes; Hakhamanish; Achaimenēs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アケメネス朝ペルシアの始祖 (在位前 700頃~前 675頃) 。アッシリアの史料に出てくるザグロス山脈中部の種族パルスマシュの族長。ペルシア名ハカー…
キンメリ人 キンメリじん Kimmerioi; Cimmerii
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- キンメル人とも呼ばれる。前8~7世紀にかけて栄えた古代の民族。カフカス (コーカサス) 山脈の北,アゾフ海方面に住んでいたが,スキタイ族に追われ…
ギルガメシュ叙事詩 ギルガメシュじょじし The Epic of Gilgamesh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- バビロニア=アッシリア文学のなかで最も重要な作品の1つ。古代メソポタミアの有名な英雄ギルガメシュの物語の集大成。アッカド語で記された文献は,…
エサルハドン Esarhaddon
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代アッシリア帝国最盛期の王。在位,前680-前669年。正しくはアッシュール・アフ・イッディンAššur-ahḫu-iddin(〈アッシュール神,われに兄を与え…
古代オリエント文明 こだいオリエントぶんめい
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 前 3200年頃チグリス,ユーフラテス両川流域に,続いてナイル川流域に世界最古の文明が誕生してから,アレクサンドロス3世 (大王)により両地域が統一…
カエサル Caesar, Lucius
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]前17[没]後2.8.20. マッシリアローマ皇帝アウグスツスの腹心 M.アグリッパとユリアの間の次男。のち兄ガイウスとともにアウグスツスの養子となり…
マラシュ Maraş
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- トルコ中央南部の都市で,同名県の県都。アダナの北東 160km,中部山岳中のマラシュ山脈南麓の肥沃な小平野に位置し,ジェイハン川の上流が付近を流…
マッシリア Massilia; Massalia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ギリシア名マッサリア。現フランスのマルセイユの古代名。前 600年頃小アジアのギリシア都市フォカイアの植民によって建設された。現ニースからマラ…
ネストリウス派(ネストリウスは)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ネストリウスを祖とするキリスト教の一派。ネストリウスがエフェソス教会会議で追放されたのち,その支持者はシリアのエデッサを中心として活動し,…
バビロン第1王朝 バビロンだいいちおうちょう Babylon 1st Dynasty
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代メソポタミアの都市バビロンを首都とするアモリ人王朝 (前 1900頃~1600頃) 。この時代を古バビロニア時代と呼ぶ。最初の王スム=アブムはキシュ…
カネシュ Kanesh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- カッパドキアのカイセリの北 20kmに位置する古代都市。現トルコのキュルテペ (→キュルテペ遺跡 ) 。 1925年チェコのアッシリア学者 B.フロズニーによ…
ジョルジュ コントノー Georges Contenau
- 20世紀西洋人名事典
- 1877.4.9 - 1964.3.22 フランスの考古学者,オリエント学者。 元・ルーヴル美術館古代オリエント部長,元・ルーヴル学院教授。 ラン生まれ。 医師を…
ネボ Nebo
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- バビロニアの神。ナブと同一の神。起源は農耕神。のちボルシパの都市神となり,バビロンが首都になる前に有力だった。マルドゥクの子で,バビロニア…
運勢占い うんせいうらない fortune-telling
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 個人,共同体あるいは国家の未来を予測する占いの一種。手法には伝統的,直感的,恣意的なものが多く,決して理性的方法ではない。数字占い,占星術…
ブリュッセル裁判所 ブリュッセルさいばんしょ Palais de Justice, Bruxelles
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- J.プーラルトの設計により,1866~83年にベルギーのブリュッセルに建築された裁判所。建物中央にドームをいただき,そびえる量感あふれる塔は,高さ…
オムリ Omri
- 改訂新版 世界大百科事典
- イスラエル王国の王。在位,前878-前871年。軍の指揮官として,軍の長ジムリの謀反と国内の他の対抗勢力を平定後,モアブを掌中に収め,ユダ王国とは…
カウナケス kaunakes
- 改訂新版 世界大百科事典
- メソポタミアの初期住民によって着用されたスカート状腰衣。はじめは羊の毛皮であったらしいが,前3千年紀末には毛房が垂れてみえるように織られた毛…
クシュ王国【クシュおうこく】
- 百科事典マイペディア
- 現在のスーダン,ヌビア地方に前8世紀ごろ興った王国。アフリカの黒人王国としては現在知られている最古のもの。一時はエジプトにまで進出し,第25…
エドワード キエラ Edward Chiera
- 20世紀西洋人名事典
- 1885 - 1933 米国の考古学者。 ローマ生まれ。 1885年ローマに生まれる。アッシリア学を専攻し、1913年ペンシルベニア大学で教職に就く。’25〜’28…
カルタゴ Carthago
- 旺文社世界史事典 三訂版
- アフリカ大陸北岸,現在のチュニジアを中心に栄えたフェニキア人の植民市前9世紀にティルスの植民市として建設され,母市ティルスがアッシリアに支…
スキタイ美術 スキタイびじゅつ Scythian art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- スキタイ人は,黒海周辺のギリシア植民地文化と接触し,一方,南のアッシリア文化とも関係をもちながら独特の遊牧騎馬文化をつくりあげていた。スキ…
メディア Media
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 古代イラン高原の民とその国家の名称インド−ヨーロッパ語系に属し,前8世紀末に建国。アッシリアに服属し,前7世紀末のその帝国崩壊後,イラン高原…
エンキドゥ Enkidu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- バビロニア=アッシリアの英雄ギルガメシュの親友。かつてはエアバニ Eabaniと読まれていた。住民に横暴なギルガメシュを制する目的で,神々により創…
ユダ王国(ユダおうこく) Judah
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- ヘブライ人の王国。前931年頃にソロモン王が没すると統一王国は分裂し,パレスチナ南部にソロモンの子レハブアムを王とするユダ族中心の国家が,イェ…
ネストリウス派【ネストリウスは】
- 百科事典マイペディア
- コンスタンティノープル主教(在位428年―431年)ネストリウスNestorius(ギリシア名ネストリオス)の教説を発展させたシリアのキリスト教の一派。〈…
ボアズキョイ ぼあずきょい Boazköy
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- トルコの首都アンカラのほぼ東150キロメートルに位置するヒッタイト帝国の都。古代名ハットゥシャあるいはハットゥサ。1906~1907年、1911~1912年の…
サルゴン[2世] Sargon Ⅱ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 古代アッシリアの王。在位,前721-前705年。アッカド語ではシャッル・キンŠarru-kin。新アッシリア時代末期に帝国の最盛期を現出した,4代95年にわた…
バシャン Bashan
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 旧約,新約聖書に引用されている歴史的地方名。大部分は現在のシリア南部の地域にあたる。北はヘルモン山,西はガリラヤ湖,南はヤルムク川,東はハ…
アルビル あるびる Arbil
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラク北部、クルディスターン山地の山麓(さんろく)にある都市。アルビル州の州都。イルビルIrbil, Erbilともいう。人口48万5968(1987センサス)、8…
アッカド語【アッカドご】
- 百科事典マイペディア
- 古代メソポタミアで用いられた言語で北東セム語(セム語族)に属する唯一のもの。Akkadian。現在は死語。最古の記録は前2800年ころにさかのぼる。ア…
ダゴン Dagon
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代フェニキアの神。マリとテルカにその神殿が発見されている。旧約聖書により,ペリシテ人にも崇拝されていたことが知られる。バビロニアとアッシ…
フロズニー Hrozný, Bedřich
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1879.5.6. リサーナドラベム[没]1952.12.18. プラハチェコの東洋学者,言語学者。プラハ大学教授。アッシリア学を専門としたが,インド=ヨーロ…