接触電気 セッショクデンキ contact electricity
- 化学辞典 第2版
- 異種の電気伝導体を接触させたとき,一方が正に,他方が負に帯電する現象.とくに金属の場合に顕著で,1797年A.Volta(ボルタ)によって発見されたので…
ヘキサフルオロヨウ素(Ⅴ)酸塩 ヘキサフルオロヨウソサンエン hexafluoroiodate(Ⅴ)
- 化学辞典 第2版
- MⅠ+[IF6]-で示される塩.[IF6]+ ではない([別用語参照]ヨウ素イオン).たとえば,K[IF6]は,沸騰したIF5にKFを加えると生じる.ほかのアルカリ金…
多座配位子 タザハイイシ multidentate ligand
- 化学辞典 第2版
- 一つの配位子が,配位能力をもつ基を二つ以上もつもの.単座配位子に対する用語.たとえば,エチレンジアミン(en),H2N-CH2-CH2-NH2は二つのNで配位…
磁気化学 (じきかがく) magnetochemistry
- 改訂新版 世界大百科事典
- 物質の磁気的性質を測定して,これを化学の問題解決に役立てる物理化学の一分野。反磁性体と常磁性体の区別はM.ファラデーによって発見されたが,磁…
ペルオキソ硫酸 ぺるおきそりゅうさん peroxosulfuric acid
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ペルオキソ一硫酸H2SO5、式量114.1とペルオキソ二硫酸H2S2O8、式量194.1とがあり、普通はペルオキソ二硫酸をいう。 いずれも無色、吸湿性の結晶であ…
水素電極 (すいそでんきょく) hydrogen electrode
- 改訂新版 世界大百科事典
- 気体電極の一種で,水素イオンを含む溶液中に,化学的に不活性な電極を挿入し,その表面に水素ガスを通気・接触させた電極系。原理的には図のような…
塩化銀 エンカギン silver chloride
- 化学辞典 第2版
- AgCl(143.32).天然には角銀鉱として産出する.硝酸銀の水溶液に塩化物イオンを含む水溶液を加えると,白色の沈殿として得られる.塩化ナトリウム型…
ランタノイド収縮 ランタノイドシュウシュク lanthanoid contraction
- 化学辞典 第2版
- ランタノイドの各元素の原子半径,および+3価のイオンの半径が,原子番号の増加に従って減少する現象をいう.周期表の57番元素Laから71番元素Luでは…
中空陰極放電管 ちゅうくういんきょくほうでんかん hollow-cathode discharge tube
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ホローカソード放電管ともいう。陰極として中空円筒状のものを使った放電管。放電管内部にヘリウム,ネオン,アルゴンなどの希ガスを低圧で封入し,…
人面獣身像 (じんめんじゅうしんぞう) human-headed animal
- 改訂新版 世界大百科事典
- 人間の頭部(人面)と動物の体軀・四肢との合成像。古来多くの文化に例を見るが,ここでは古代メソポタミアのものに限って記述する。メソポタミアで…
鼻疽 (びそ) glanders
- 改訂新版 世界大百科事典
- 馬鼻疽ともいう。ウマ,ロバ,ラバなどの鼻腔,気管支粘膜,肺,脾,肝,リンパ節,皮膚に結節や膿瘍(のうよう),潰瘍を形成する接触性の伝染病。…
ぷりゅたねいおん【プリュタネイオン】
- 改訂新版 世界大百科事典
すいそかぶついおん【水素化物イオン】
- 改訂新版 世界大百科事典
国際温度目盛【こくさいおんどめもり】
- 百科事典マイペディア
- →国際実用温度目盛
有機試薬 ゆうきしやく organic reagent
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 無機試薬に対する語。検出もしくは定量しようとする目的物質と直接化学反応を起すような有機化合物をいう。無機重量分析における沈殿剤,比色や検出…
遠藤実 (えんどう-まこと)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- 1933- 昭和後期-平成時代の薬理学者,生物物理学者。昭和8年1月3日生まれ。メイヨー医科大客員研究員などをへて,昭和49年東北大教授。57年東大教授…
でんきにじゅうそう‐キャパシター〔デンキニヂユウソウ‐〕【電気二重層キャパシター】
- デジタル大辞泉
- 電解液に浸した電極の界面に電子やイオンが並んで薄い層を形成する、電気二重層という現象を利用した蓄電池。短時間の充放電が可能で、非常に大きな…
アイゲン
- 百科事典マイペディア
- ドイツの物理化学者。ゲッティンゲン大学で学ぶ。1953年よりマックス・プランク物理化学研究所研究員。溶液内におけるイオン反応の動力学的研究を行…
五色沼【ごしきぬま】
- 百科事典マイペディア
- 福島県北部,磐梯朝日国立公園中の磐梯高原に散在する200余の小湖沼群。毘沙門(びしゃもん)沼,弁天沼,瑠璃(るり)沼,青沼などが主。1888年の磐梯山…
粗タンパク質
- 栄養・生化学辞典
- 食品,飼料の成分で,試料を熱濃硫酸で酸化分解し,アンモニア,アミノ基をすべてアンモニウムイオンに変換し,その量を定量して求めた窒素量に,…
パネットの吸着の法則【Paneth's adsorption law】
- 法則の辞典
- 吸着の結果生じる化合物が溶媒に難溶なものであれば,沈澱物の表面が,問題のイオンと反対符号の電荷を帯びているなら,非常に希薄な溶液からでも強…
メドレックス
- 日本の企業がわかる事典2014-2015
- 正式社名「株式会社メドレックス」。英文社名「Medrx Co.,Ltd.」。医薬品製造業。平成14年(2002)設立。本社は香川県東かがわ市西山。創薬ベンチャー…
ポケット線量計 ポケットせんりょうけい pocket dosimeter
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 放射線に対する被曝線量測定器の一種。細い繊維でつくった電位計を万年筆型の円筒に組み込んだもので,あらかじめ繊維に電圧を与えておき,放射線の…
放射遷移 ホウシャセンイ radiative transition
- 化学辞典 第2版
- 励起状態が光を放出して低エネルギー状態に遷移すること.放射性物質がイオン化放射線を放出して低エネルギー状態になることも,分子の励起状態が蛍…
錯塩 サクエン complex salt
- 化学辞典 第2版
- 錯体のうち,溶液中で錯イオンに解離するものをいう.錯塩はK3[Fe(CN)6]や[CoCl(NH3)5]Cl2のように,酸(H3[Fe(CN)6])または塩基([CoCl(NH3)5](OH)2)…
ジンコン ジンコン Zincon
- 化学辞典 第2版
- C20H15N4O6SNa(462.42).赤紫色の粉末.亜鉛のEDTAによるキレート滴定の際の金属指示薬として用いる.滴定は pH 10.終点の色変化は青から赤.Zn2+…
ビタミンL ビタミンエル vitamin L
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ο-アミノ安息香酸の還元によって得られる無色鱗片状結晶。融点 144~146℃,生体内ではキヌレニンから酵素によりつくられ,哺乳動物では催乳作用が認…
りんかい‐おんど〔‐ヲンド〕【臨界温度】
- デジタル大辞泉
- 気体がそれ以上の温度ではいくら圧縮しても液化しなくなるときの限界の温度。
ていおん‐はなび〔テイヲン‐〕【低温花火】
- デジタル大辞泉
- 祝宴や舞台の演出など、主に屋内で使用される花火。黒色火薬のかわりに、燃焼時の煙が少ないニトロセルロースや、燃焼温度が低いチタンなどの金属粒…
いわい‐おんせん〔いはゐヲンセン〕【岩井温泉】
- デジタル大辞泉
- 鳥取県岩美郡にある温泉。貞観元年(859)開湯と伝えられ、山陰最古の温泉とされる。湯かむりで知られる。泉質は硫酸塩泉。
クレオン Kreōn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 伝説のコリント王 リュカイトスの子,メロペーの夫,ポッポテスとグラウケの父。イアソンと訪れたメディアに魔力で殺された人物。その後メディ…
原子価 (げんしか) valence
- 改訂新版 世界大百科事典
- いろいろな化合物の元素組成を調べると,ある元素の原子1個が他の元素の原子何個と結合しているかを知ることができる。このように化合物の中で結合し…
水酸化スズ すいさんかすず tin hydroxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- スズの水酸化物。酸化数ⅡとⅣのスズの化合物が知られている。(1)水酸化スズ(Ⅱ) Sn(OH)2式量152.7。スズ(Ⅱ)塩の水溶液は、酸を加えないと加水分解して…
ラジカル反応 らじかるはんのう radical reaction
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 化学反応の過程でラジカル(遊離基)が関与する反応をいう。フリーラジカル反応あるいは遊離基反応ともいう。各種の化合物の反応には大別してイオン…
テトラヒドロホウ(硼)酸塩 (テトラヒドロほうさんえん) tetrahydroborate
- 改訂新版 世界大百科事典
- MⅠ[BH4],MⅡ[BH4]2,MⅢ[BH4]3,MⅣ[BH4]4で表される化合物の総称。式中のMⅠ,MⅡ,MⅢ,MⅣはそれぞれ1価,2価,3価,4価の陽イオンを示す。1940…
サイクロトロン cyclotron
- 改訂新版 世界大百科事典
- 陽子などイオンの加速器。1930年E.O.ローレンスとM.S.リビングストンにより考案された。円形のビーム軌道面に垂直に一様静磁場をつくる電磁石,その…
ounce1 /áuns/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- [名][C]1 オンス(◇ヤード・ポンド法における質量単位;28.3495g;(略)oz).1a トロイオンス(◇貴金属用の質量単位;31.1035g).2…
イボイノシシ warthog Phacochoerus aethiopicus
- 改訂新版 世界大百科事典
- 頭部に大きなこぶwartと発達したきばをもつアフリカに分布するイノシシの1種。偶蹄目イノシシ科の哺乳類。サバンナと明るい森林にすむ。体長145~190…
アフリカスイギュウ African buffalo Cape buffalo Synceros caffer
- 改訂新版 世界大百科事典
- クロスイギュウともいう。アフリカ産の巨大な偶蹄目ウシ科の哺乳類。サハラ砂漠以南のアフリカにすむ。肩高1.4~1.7m,体長2.1~2.6m,体重500~800k…
かよい‐おんな〔かよひをんな〕【通ひ女】
- デジタル大辞泉
- 男がときどき通っていくために囲っておく女。かこいもの。かよいめ。「下屋敷に置かせられ、―にあそばせ」〈浮・椀久一世〉
きょく‐ていおん〔‐テイヲン〕【極低温】
- デジタル大辞泉
- 絶対零度(セ氏零下273.15度)に近い、極めて低い温度。ふつう、ヘリウムの沸点である4K(セ氏零下約268度)以下をいい、0.01K以下をさらに超低温と…
だい‐おんきょう〔‐オンキヤウ〕【大音響】
- デジタル大辞泉
- 大きな音。「大音響に包まれる」
はやぶさ
- 知恵蔵
- 宇宙科学研究所ISAS(宇宙航空研究開発機構JAXAの宇宙科学分野担当部門)が開発した宇宙探査機。小惑星の探査やイオンエンジンの実証を目的として2003…
光化学反応 (ひかりかがくはんのう) photochemical reaction
- 改訂新版 世界大百科事典
- 物質による光の吸収の結果ひき起こされる化学反応。〈こうかがくはんのう〉ともいう。物質が光を吸収してできた励起種が直接的にひき起こす諸過程を…
らいおねるりんかん【《ライオネル・リンカン》】
- 改訂新版 世界大百科事典
レーニー湖 レーニーこ Rainy Lake
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アメリカ合衆国,ミネソタ州とカナダのオンタリオ州との境界にある湖。面積 910km2。 500をこえる島々が点在し,湖岸はカナダ楯状地の特徴を示し,複…
トリポリ(レバノン) とりぽり Tripoli
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- レバノン北西部の商工業・港湾都市。アラビア語名トラブルース・エシュ・シャムTarābulus esh Shām。フランス語や英語ではトリポリという。首都ベイ…
水酸化銅 すいさんかどう copper hydroxide
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 銅の水酸化物。銅(Ⅰ)塩水溶液に水酸化アルカリを加えると黄色沈殿としてCu(OH)が得られるといわれているが、これは酸化銅(Ⅰ)Cu2Oのゲルであるとされ…
ベタイン betaine
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) (CH3)3N+CH2COO- の化学式で表わされる化合物。広く動植物界に分布する。潮解性の鱗片晶または角柱晶。水のほかにアルコールにもよく溶けるが,…
比例計数管 ヒレイケイスウカン proportional counter
- 化学辞典 第2版
- 放射線測定装置の一種で,計数管に入射した放射線のエネルギーに比例した大きさの電圧パルスを与えるものをいう.通常,円筒状の陰極の中心に直径0.1…