屈託(読み)クッタク

デジタル大辞泉 「屈託」の意味・読み・例文・類語

くっ‐たく【屈託/屈×托】

[名](スル)
ある一つのことばかりが気にかかって他のことが手につかないこと。くよくよすること。「―のない顔」
「人は只だ黄金おかねのことばっかりに―して」〈木下尚江良人の自白
疲れて飽きること。また、することもなく、退屈すること。
「―そうな顔をして、火箸ひばしで火をいじくっていた」〈秋声足迹
[類語]心配気がかり心がかり不安懸念危惧きぐ憂慮憂患心痛心労気苦労思案うれおそれ気遣いわずら心配り配慮気配り心遣い心掛け顧慮細心気兼ね注意目配り高配気遣う気を遣う気を利かせる気を配る心を配る心を砕く目が届く行き届く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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