あっ(読み)アッ

デジタル大辞泉 「あっ」の意味・読み・例文・類語

あっ

[感]
驚いたり感動したりしたときなどに思わず発する語。「あっ、忘れた」「あっ、雪だ」
承諾したことを示す応答の語。はい。
少し存ずるむねあれば、急に―とも申されず」〈浄・国性爺
[類語]ぎっくりどきんどきどきどきっとはらはらはっとぎょっとぎくりとびくっとどきりとびくりわなわながたがたがくがくぶるぶるひくひくびくびくぴくぴくぴくりひやり総毛立つ背筋が寒くなるぞっとする肌に粟を生じる身の毛がよだつ鳥肌が立つひやっと冷や汗冷汗三斗寒心慄然

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精選版 日本国語大辞典 「あっ」の意味・読み・例文・類語

あっ

  1. 〘 感動詞 〙
  2. 驚いた時に発することば。
    1. [初出の実例]「本間三郎が一の太刀に胸を通されてあっと云(いふ)声に」(出典太平記(14C後)二)
  3. 人に答える時に発することば。
    1. [初出の実例]「親の申す事なれば力及ばで、『あっ』と答へて座敷を立ち」(出典:寛永版曾我物語(南北朝頃)一)

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世界大百科事典(旧版)内のあっの言及

【オヒョウ】より

…樹皮の繊維が非常に強く,アイヌは樹皮を水にさらして細く裂き,糸に紡いで厚司(あつし)を織る。アイヌ語ではこの木の樹皮ないしその繊維をアツ(原義は紐),アハまたはオピウというが,このオピウからオヒョウの和名を生じたという。また地方によっては,縄,皮箕,鉈(なた)の鞘などを作るのに用いる。…

※「あっ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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