慄然(読み)リツゼン

デジタル大辞泉 「慄然」の意味・読み・例文・類語

りつ‐ぜん【慄然】

[ト・タル][文][形動タリ]恐れおののくさま。恐ろしさにぞっとするさま。「もし火事になっていたらと慄然とする」
[類語]恟恟戦戦恐恐総毛立つ背筋が寒くなるぞっとする肌に粟を生じる身の毛がよだつ鳥肌が立つひやりとひやっと冷や汗冷汗三斗寒心びくっとぎっくりどきんどきどきどきっとはらはらあっとはっとぎょっとぎくりとどきりとびくりわなわながたがたがくがくぶるぶるひくひくびくびくぴくぴくぴくり

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精選版 日本国語大辞典 「慄然」の意味・読み・例文・類語

りつ‐ぜん【慄然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 恐れなどのためにふるえおののくさま。ぞっとするさま。
    1. [初出の実例]「これを思ば、懍然として懼れ、慄然として戒ざるを得んや」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二)
    2. [その他の文献]〔晉書‐王湛伝〕

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普及版 字通 「慄然」の読み・字形・画数・意味

【慄然】りつぜん

恐れるさま。〔晋書、王湛伝〕兄の子濟、~才氣抗、湛に於て略(ほぼ)子姪(してつ)の無し。に其の言を聞き、覺えず慄然たり。~心形(とも)に肅(つつし)む。~乃ちじて曰く、家に名士るに、三十年にして知らず、濟の罪なりと。

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