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お俊伝兵衛 オシュンデンベエ

大辞林 第三版の解説

おしゅんでんべえ【お俊伝兵衛】

遊女お俊と呉服屋伝兵衛との心中の巷説こうせつ。また、これを主題とする戯曲。浄瑠璃「近頃河原の達引たてひき」、歌舞伎「身替りお俊」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

お俊伝兵衛
おしゅんでんべえ

浄瑠璃(じょうるり)、歌舞伎(かぶき)に登場する男女の人物名。実在した情死事件の年代や詳細は不明だが、享保(きょうほう)(1716~36)のころ古浄瑠璃、祭文(さいもん)に扱われているという。劇化作品は「お俊伝兵衛物」という一系統をなしているが、浄瑠璃『近頃(ちかごろ)河原(かわら)の達引(たてひき)』の「堀川の段」はとくに有名。歌舞伎には舞踊劇『身替りお俊』、4世鶴屋南北作の『勝相撲浮名花触(かちずもううきなのはなぶれ)』などがある。[松井俊諭]

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世界大百科事典内のお俊伝兵衛の言及

【猿曳門出諷】より

…1798年(寛政10)7月大坂中山与三郎座(角の芝居)初演。お俊伝兵衛物の系統に属する作品で,天明(1781‐89)初年ごろ成立の人形浄瑠璃《近頃河原達引》の書換えである。明治期まではよく上演されたが,その後は《近頃河原達引》の上演が多い。…

【近頃河原達引】より

…1782年(天明2)春江戸外記座初演。元禄期(1688‐1704)に京都で起こったお俊・伝兵衛の心中事件を素材にした作品。この巷説は早くから歌祭文や歌舞伎,一中節,浮世草子等々を通じて広く一般に流布していたが,本作はそれに堀川辺に住む猿回しが孝子として表彰されたという出来事などをも採り入れて独自の筋立てを展開させたもの。…

※「お俊伝兵衛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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