精選版 日本国語大辞典「きゅっと」の解説 きゅっ‐と 〘副〙① 強く、また一息に、こすったり、締めたり、押えつけたり、握ったりするさまを表わす語。※黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉一「弛むだ空色繻子の帯をきゅっと手ばしこく締直し」※俊寛(1921)〈菊池寛〉三「胸がきゅっとこみ上げて来るやうに感じた」② 酒などを、一息にぐっと飲むさまを表わす語。※浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(1771)四「おいらはよほど酔うて居る〈略〉この石できゅっとやらんせ」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉「きゅっと」の解説 きゅっ‐と [副]1 強く締めたり、こすったり、また握ったりするさま。「きゅっと口を結ぶ」「指でガラスをきゅっとこする」「胸がきゅっとしめつけられる」2 酒などを一息に飲むさま。「コップできゅっとやる」[類語]がちっと・がっちり・しっかり・がっしり・固い・きつい・ぎゅっと・かっちり・確しかと・ひしと・堅固・頑丈・堅牢・頑強・強固・牢固・ぎゅう・きゅうきゅう・ぎゅうぎゅう・ぴたり 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例