ぎんなん(銀杏)(読み)ぎんなん

世界大百科事典 第2版の解説

〈ぎんあん〉の訛した語で,近世にはイチョウそのものをもいったが,今はイチョウの種子を指す。食用部位は,白く堅い内種皮の中にある黄緑色の胚乳で,おもな成分は糖質34.5%,タンパク質4.7%,脂質1.7%など,ほかにカロチン,ビタミンCを比較的多く含んでいる。内種皮のままいったり,割ってから加熱して食べる。酒のさかな,茶わん蒸し,ほうろく焼き,なべ物のあしらいなどに用い,独特の風味と歯ざわりが喜ばれる。

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世界大百科事典内のぎんなん(銀杏)の言及

【イチョウ】より

…これはビロボールbilobolやイチョウ酸ginkgolic acidを含むためで,皮膚の傷口から入るとかぶれをおこす。種子を土中に埋め,外層を腐らせ,堅い種皮中層が露出したものがぎんなん(イラスト)で,多量のデンプン,少量のタンパク質と油脂を含有し,酒のつまみや茶わん蒸しの具に好適である。また漢方では白果(はくか)と呼ばれ,薬用とされる。…

※「ぎんなん(銀杏)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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