てんびん(天秤)(読み)てんびん

  • てんびん(天秤) balance

百科事典マイペディアの解説

質量の精密測定用のはかり。普通1本の腕の両端をつるし,腕の中央をでささえてある。はかろうとする物体を一方の皿に,重量のわかっている分銅を他の一方の皿にのせてつりあわせて重量を測定する。上皿てんびん化学てんびん熱てんびん微量てんびんなど。なお最近では,つりあわせ読み取りを電気的に行う電子(電気)てんびんも使用されている。→はかり
→関連項目トーションバランス

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世界大百科事典 第2版の解説

質量の精密測定に用いるはかり。基本的には中央に下向きの刃を固定し刃受けで支え支点とし,支点から左右等距離の両端に上向きの刃を固定し,力点重点とする第1次てこ(さお)の力点と重点に刃受けを介して皿をつるした手動てんびんと,さおの重点に皿と秤量(測定できる最大量)に相当する内蔵分銅を掛けた状態でつり合うカウンターウェイトを力点に固定した直示てんびんとに大別される。 手動てんびんはさおのつり合いを度表と呼ばれる目盛板で測定することから度表てんびんとも呼ばれ,その構造は図1に示す化学の分野で使用する化学てんびんに代表される。

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世界大百科事典内のてんびん(天秤)の言及

【薬屋】より

…13世紀末にイタリアで最初の公立薬局が誕生し,初めは医師と薬剤師が共同経営していたこともあり,占星術師や錬金術師たちも仲間に入り,薬局はいわば科学サロンのような存在でもあった。これらのギルドの紋章にはてんびん(天秤)が描かれ,薬品の検査・計量が彼らの職能の象徴と考えられていた。こうして18~19世紀になると,薬局の社会的地位も高くなり,経済的にも恵まれた階層となった。…

※「てんびん(天秤)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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