にゃ(読み)ニャ

大辞林 第三版の解説

にゃ

( 連語 )
〔打ち消しの助動詞「ぬ」の仮定形「ね」に接続助詞「ば」の付いた「ねば」の転。話し言葉でのくだけた言い方に用いられる。「にゃあ」とも〕
打ち消しの仮定条件を表す。…ないなら。…ないと。 「早く行か-、時間に遅れるぞ」
打ち消しの恒常的条件を表す。…ないと必ず。 「このまま雨が降ら-、水不足になる」
(後にくる「ならぬ」などを省略した形で)文末に用いて、「…なければならない」の意を表す。 「ぐずぐずしないで、もっと速く歩か-」 → ねば(連語)

にゃ

( 連語 )
〔格助詞「に」に係助詞「は」の付いた「には」の転。話し言葉でのくだけた言い方。「にゃあ」の形でも用いられる〕
には。 「あいつ-まったく困ったよ」 「今度の事にゃあすっかり参ってしまった」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

にゃ

[1] (打消の助動詞「ず」の已然形(口語では仮定形)に接続助詞「ば」の付いた「ねば」の変化したもの) なければ。なくては。にゃあ。
① 打消の仮定条件を表わす。
浄瑠璃・心中二枚絵草紙(1706頃)上「どうでもこうでも聞かにゃおかぬ」
② 下に「ならぬ」などを省略した形で文末に用いる。当為、必要の意を表わす。
※雑俳・四季の花(1851)「儀利がかさなり・こちの馬らんもチト切らニャ」
[2] (格助詞「に」に係助詞「は」の付いた「には」の変化したもの) には。にゃあ。
※浄瑠璃・曾根崎心中(1703)「どうで女房にゃもちやさんすまい」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

リテラシー

1 読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、活用する能力。応用力。2 コンピューターについての知識および利用能力。→コンピューターリテラシー3 情報機器を利用して、膨大な情報の中か...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

にゃの関連情報