デジタル大辞泉
「ヤズド」の意味・読み・例文・類語
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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ヤズド
Yazd
イラン中央部カビール砂漠の南,シール山(4078m)の山麓に位置する都市。人口43万2233(2003)。砂漠からの砂嵐がたびたび吹く。年間降雨量は60mmと少なく,土地に塩分が多いため農産物の収穫は低い。じゅうたん,絹織物業が盛ん。14~15世紀がこの都市の〈黄金時代〉であったが,アフガン族の侵入(18世紀前半)で繁栄も失われた。市の北西部に主モスク(14世紀建設)がある。約6000人といわれるゾロアスター教徒が住み,郊外には風葬・鳥葬のための〈沈黙の塔〉がある。
執筆者:加納 弘勝
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ヤズド
やずど
Yazd
イラン中部、ヤズド州の州都。人口32万6776(1996)。カビール砂漠の南の乾燥地にあり、春・夏は熱風と砂塵(さじん)に覆われ、冬は寒い。綿・絹織物が主産業。イランのゾロアスター教の中心地で、約6000人の教徒が住む。風葬、鳥葬が行われた「沈黙の塔」が残っている。
[香川優子]
2017年、「古都ヤズド」としてユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産の文化遺産(世界文化遺産)に登録された。
[編集部 2018年5月21日]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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