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アゾ染料 アゾセンリョウ

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デジタル大辞泉の解説

アゾ‐せんりょう〔‐センレウ〕【アゾ染料】

アゾ基をもつ染料の総称。合成染料の半分以上を占める。コンゴーレッドなど。ナフトール染料

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百科事典マイペディアの解説

アゾ染料【アゾせんりょう】

アゾ基−N=N−を分子内にもつ合成染料の総称。芳香族第一アミンを亜硝酸でジアゾ化してジアゾニウム塩とし,これにフェノール類または芳香族アミン類をカップリングさせてつくる。
→関連項目アゾイック染料アントラキノン染料コンゴーレッドジメチルアミノアゾベンゼン直接染料抜染メチルレッド

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世界大百科事典 第2版の解説

アゾせんりょう【アゾ染料 azo dye】

分子内にアゾ基-N=N-をもつ染料の総称。一般に繊維の染色に使用され,その過程に溶解・染着という現象が存在するのが普通である。しかし染料のなかには,水系に微粒子状に分散して繊維に固溶体の形で溶解染色する分散染料もあれば,油溶染料のように溶媒に溶解して着色溶液をつくるものもある。アゾ染料中のアゾ基の数は1個,2個,3個,4個など多様であるが,モノアゾおよびジスアゾ形が大部分である。アゾ基の形成は,芳香族第一アミン亜硝酸ナトリウムでジアゾ化し,ついでフェノール類,ナフトール類,あるいは芳香族アミン類とカップリングさせて行う。

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大辞林 第三版の解説

アゾせんりょう【アゾ染料】

アゾ(azo)基 -N=N- を発色団にもつ染料の総称。現在最も多く使用されている合成染料で、色調が豊富で応用範囲も広い。発癌がん性を示すものもある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アゾ染料
あぞせんりょう
azo dyes

発色団としてアゾ基-N=N-を有する染料で、天然には存在しない。合成法は比較的容易で、まず芳香族第一アミン(ジアゾ成分)を塩酸と亜硝酸ナトリウムによりジアゾ化し、ついでフェノール類や芳香族アミン類(カップリング成分)とカップリングさせる。ジアゾ成分とカップリング成分の組合せを変えることにより、多種類の染料を合成することができる。特殊なアゾ染料には、芳香族アミンを二分子酸化縮合して合成されるものもある。合成染料の半数以上が、アゾ染料に属している。カップリング成分として、ベンゼン環をもつものが主要であるが、ピラゾールチアゾールなどのヘテロ環をもつものもある。アゾ基1個のものをモノアゾ染料、2個のものをビスアゾ染料、3個のものをトリスアゾ染料という。アゾ基の数が増すほど共役二重結合系が長くなり、深色となる。合成繊維のように、疎水性で緻密(ちみつ)な構造の繊維の染色には、分子が比較的に小さく、親水基をもたないモノアゾ染料が用いられる。水溶性のビスアゾ染料以上のものは、分子間力が強く、水溶液においてコロイドとなり、木綿に対して親和力をもつので、直接染料に用いられる。直接染料に用いられるビスアゾ染料のなかで、ベンジジンの2個のアミノ基をそれぞれ塩酸中で、亜硝酸ナトリウムによりジアゾ化(テトラゾ化という)して、適当なカップリング成分と反応させたものは、安価で、しかも青から黒の深色を出しうるので多量に用いられていたが、ベンジジンの発癌(がん)性が明らかになった1970年代に生産が停止され、代替として、トリジン(2,2'-ジメチル-4,4'-ジアミノビフェニル)系の染料が開発された。アゾ基のオルト位(隣の位置)にヒドロキシ基-OH、メトキシ基-OCH3、アミノ基-NH2、カルボキシ基(カルボキシル基)-COOHなどをもったアゾ染料は、銅、クロム、コバルトなどの金属錯塩をつくる。酸性アゾ染料や塩基性アゾ染料の金属錯塩は、耐光性や洗濯堅牢(けんろう)度が向上する。
 アゾ基は還元剤によりアミンにまで還元される。このような還元のされやすさを利用して、脱色や抜染をすることができる。アゾ染料は光により、アゾ基のトランス‐シス異性化、アゾ‐ヒドラゾンの異性化を起こす。両異性体の色調が異なる場合、光により色が変わり暗所で元に戻るフォトクロミズムを示すものがあり、これを利用した機能性色素が開発されている。[飛田満彦]

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世界大百科事典内のアゾ染料の言及

【酸性染料】より

…母体構造より分類すると,おもな酸性染料としてアゾ系,アントラキノン系,ピラゾロン系,フタロシアニン系,キサンテン系,インジゴイド系,トリフェニルメタン系などがあるが,現在多用されるものはアゾ系とアントラキノン系である。前者は赤,だいだい,褐色などの浅色系が多く,品種,生産量とも酸性染料の主体をなし,なかでもモノアゾ染料が最も多い。このなかには染色性の優れた1:1型金属錯塩染料,1:2型金属錯塩染料が含まれる。…

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