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アラゴン アラゴン Aragon, Louis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アラゴン
アラゴン
Aragon, Louis

[生]1897.10.3. パリ
[没]1982.12.24. パリ
フランスの詩人,小説家,評論家。医学を学んだが第1次世界大戦後,ダダ,シュルレアリスムの主唱者の一人となり,A.ブルトン,P.スーポーらと雑誌『文学』 Littératureを創刊。「オートマティスム」を掲げて詩集『永久運動』 Le Mouvement perpétuel (1925) ,大都市の詩情を描いた小説『パリの百姓』 Le Paysan de Paris (26) などを発表。

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デジタル大辞泉の解説

アラゴン(Aragón)

スペイン北東部にある自治州。州都はサラゴサ。11世紀前期にアラゴン王国が成立。1479年、カスティーリャ王国と合併してスペイン王国を形成した。ムデハル様式建造物が多く残り、これらの建造物は「アラゴン州のムデハル様式建造物」の名称で世界遺産文化遺産)に登録されている。

アラゴン(Louis Aragon)

[1897~1982]フランスの詩人・小説家。ダダイスムシュールレアリスム運動を経て共産主義に転じ、第二次大戦中は対独抵抗運動に参加。詩集「断腸」、小説「レ‐コミュニスト」など。

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百科事典マイペディアの解説

アラゴン

スペイン北東部,ピレネー山脈テルエル高地に囲まれ中央部にエブロ川流域がある地方。サラゴサウエスカ,テルエルの3県で自治州を形成,州都はサラゴサ。エブロ川中流域では,灌漑(かんがい)農業が発達し,運河,貯水池が多い。
→関連項目ホタ

アラゴン

フランスの詩人,作家,美術批評家。シュルレアリスムを提唱,詩集《歓びの火》,シュルレアリスム美学の傑作とよばれる小説《パリの農夫》,シュルレアリスムの残した最も攻撃的な文書《文体論》等を発表。
→関連項目NRFエリュアールガリマール[会社]ソレルスツァラブルトン

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世界大百科事典 第2版の解説

アラゴン【Aragon】

スペイン北東部の地方。サラゴサ,ウェスカ,テルエルの3県からなり,人口120万8474(1988)。主都はサラゴサ。北は中央ピレネー山脈の山岳地帯,中央にはエブロ川流域の肥沃なバルデス平野,南はテルエル高地帯からなる。大陸性気候で冬の寒さは厳しい。農業を主産業とし,小麦,ブドウサトウキビが栽培され,酪農も盛んである。精糖,製紙,食品加工業もある。地方経済にとってエブロ川は重要であるが,水資源の利用をめぐってカタルニャとの間に係争が絶えない。

アラゴン【Louis Aragon】

1897‐1982
フランスの詩人,小説家。1919年ブルトン,スーポーとともに雑誌《文学》を創刊,パリのダダ運動で活躍した後,ダダを離れシュルレアリスム運動の主要メンバーの一人となった。詩集《歓びの火》(1920),《永久運動》(1925),小説《アニセまたはパノラマ》(1921),《パリの農夫》(1926)などの作品には,諧謔と抒情の混在する饒舌的文才が遺憾なく発揮されている。共産党入党,マヤコフスキーの義妹エルザ・トリオレとの出会いを契機としてやがてシュルレアリスムとたもとをわかち(いわゆるアラゴン事件),ロシア革命を賛美する《ウラル万歳》(1934)のような詩集を発表するとともに,社会主義レアリスムを唱えて〈現実世界〉の総題をもつ膨大な連作小説を発表しはじめた。

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大辞林 第三版の解説

アラゴン【Aragon】

スペインの北東部地方。一一世紀にアラゴン王国が成立、1479年カスティリャと合併し、スペイン統一をもたらした。

アラゴン【Louis Aragon】

1897~1982) フランスの詩人・小説家・評論家。ダダおよびシュールレアリスム運動を経て、コミュニスト作家として活躍。第二次大戦中はレジスタンスに参加。小説「現実世界」「レ-コミュニスト」、詩集「永久運動」「エルザの瞳」などがある。

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世界大百科事典内のアラゴンの言及

【イベリア半島】より

…これに乗じて征服後まもなく半島北辺の山岳部の住民はコルドバの支配を離れて反イスラムの旗の下に独自の社会を営み,時と共にアストゥリアス,ナバラ,カタルニャ等のキリスト教国を形成していった。 後ウマイヤ朝崩壊(1031)後,キリスト教徒は攻勢に転じ,新興のカスティリャとアラゴンが国土回復戦争(レコンキスタ)の先頭に立った。この過程でポルトガルが独立国家となった。…

【サルデーニャ[州]】より

…結果として,多くの都市がジェノバの影響下に入り,サッサリをはじめ,これらの都市の多くは自治都市として憲章をもつようになった。1326年以降はアラゴン王家が島を支配して封建化をはかったが,自治都市はそれに対して抵抗し,アラゴンの支配が全島に実質的に及ぶのは15世紀中葉になってからのことである。支配勢力としてアラゴンおよびカタルニャ起源の貴族階層が出現するようになったが,スペインのフェリペ2世はサルデーニャ人の権利を擁護し,行政組織を改め,また農業の振興をはかった。…

【スペイン帝国】より

…さらに自国領以外の土地およびその住民に対する統治行為の意味に〈帝国〉を解するならば,〈スペイン帝国〉は1898年まで続いた。
[スペインの誕生]
 15世紀後半,イベリア半島はカスティリャ,アラゴン連合王国(以下アラゴンと略記),ポルトガル,ナバラおよびイスラム教徒のグラナダ王国(ナスル朝)の5ヵ国に分かれ,そこにはまだスペインという国はなかった。しかし,カスティリャにイサベル1世が立ち(1474),次いでアラゴンの王位にフェルナンド2世が就くと(1479),その後40年足らずの間にポルトガルを除く4ヵ国はカトリック両王のもとに一つの王権を共有するという形で新しい政治単位を形成,周辺諸国はこれをスペインと呼び始めた。…

【ペレス】より

…しかし同年の,国王の異母弟フアン・デ・アウストリアの秘書エスコベードの暗殺事件に関与したことから逮捕され,マドリードの牢に投獄された。90年にペレスは脱走に成功して生国アラゴンへ逃れた。アラゴンにはカスティリャ国内法が適用できないために,国王は異端審問の手によって異端の罪状で彼を処刑しようとした。…

【気狂いピエロ】より

…〈ヌーベル・バーグとはゴダール・スタイルのことだ〉とジャン・ピエール・メルビル監督にいわしめた衝撃のデビュー作《勝手にしやがれ》(1959)以来,映画の文法や概念そのものを覆しつつ,映画とは何かを問い続けてきたジャン・リュック・ゴダール監督の9本目の長編作品である。漫画本から詩,絵画,哲学,ミステリー小説,映画等々に至る無数の引用に彩られた〈ゴダール・スタイル〉の頂点ともいうべき作品で,《芸術とは何か,ジャン・リュック・ゴダール?》と題する長い賛辞をこの映画にささげた詩人のルイ・アラゴンによって,絵画の〈コラージュ〉に匹敵する映画として評価された。ゴダール自身も,色彩や画面づくりなどの技術的な面も含めて,この映画をみずからの体験や感覚や記憶のコラージュと定義する。…

【シュルレアリスム】より

…発端は1919年に彼とスーポーとが試みたいわゆる〈自動記述(オートマティスム)〉(《磁場》1920)にある。この実験の結果,思考の純粋かつ原初的な姿に触れうると信じた彼らは,アラゴン,エリュアールらとともに,その確信にもとづく新しい思想と運動の可能性を探りはじめた。20年からはツァラ,ピカビアらのパリ・ダダの運動に参加するが,他方,ペレ,デスノス,クルベル,エルンストらの詩人,画家を加えて,夢や催眠術,霊媒現象などの実地研究を行い,それらを通じて,理性の統御を受けないオートマティックな思考の存在を確認,これをかりに〈シュルレアリスム〉と名づける。…

【フランス映画】より

…世界最初の女流監督として知られるアリス・ギーAlice Guyの後を継いで製作責任者兼監督となったルイ・フイヤードの力で,ゴーモン社は1910年代半ばには完全にパテー映画社を追い越してフランス映画界の覇者となった。その頂点が《ファントマ》(1913‐14)から《ドラルー》(1915‐16),《ジュデックス》(1917)に至るフイヤード監督の連続活劇film à épisodes(〈シネ・ロマン〉とも呼ばれた)で,興行的大成功のみならず,芸術家(なかでもブルトン,アラゴンをはじめとするシュルレアリストたち)を熱狂させたのであった。アラゴンの処女小説《アニセまたはパノラマ》(1920)には〈活劇〉と題する章があり,〈まさに現代にふさわしい見世物〉として連続活劇へのオマージュがつづられている。…

【プロレタリア文学】より

…ドイツでは19年に〈プロレタリア文化同盟〉が結成され,E.トラー,B.ブレヒト,J.R.ベッヒャー,A.ゼーガースらがプロレタリア作家として活躍した。フランスでも同19年にバルビュスによって反戦と国際主義の立場に立つ〈クラルテClarté〉グループがつくられ,またL.アラゴンのようにシュルレアリスムからプロレタリア文学陣営に加わる詩人も出た。アメリカでは,ロシア革命のすぐれたルポルタージュを書いたジョン・リードを中心に〈ジョン・リード・グループ〉が結成され,ゴールドMichael Gold(1894‐1967),J.ドス・パソスらが参加した。…

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