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イクラ ikra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イクラ
ikra

本来はロシア語魚卵の意。日本ではさけ,ます類の卵巣膜から分離された粒を塩漬にしたものをいう。卵巣膜に包んだまま塩蔵したものが筋子である。日露戦争 (1904~05) の捕虜たちが「キャビア」の代用品としてつくったのが,起りといわれている。鮮度の高い腹子を魚卵分離器にかけて成熟した卵粒を集める。これを発色剤を加えた飽和食塩水に 10~20分間漬込み,水切りしてから低温に貯蔵する。大粒で茶・黄・金色を呈するものほど良質とされる。そのまま酒の肴 (さかな) として賞味されるが,サンドウィッチカナッペにも利用される。

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百科事典マイペディアの解説

イクラ

サケ,マスの卵の塩蔵品で,本来はロシア語で魚卵(ikra)の意。新鮮な卵粒を1粒ずつ離し,飽和食塩水に短時間つけたもの。卵塊のまま塩づけしたものは筋子。酒のさかな,前菜に喜ばれる。
→関連項目サケ(鮭)

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栄養・生化学辞典の解説

イクラ

 サケ,マスの卵を塩蔵したもの.

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世界大百科事典 第2版の解説

イクラ【ikra】

ロシア語で魚卵の意であるが,日本ではサケ,マス類の卵の塩蔵品で卵粒が1粒ずつ分離しているものをいう。漁獲後数時間以内の新鮮な卵巣を網の上でもみほぐして卵粒をとり,これを飽和食塩水中に20分ほど浸して汚物などを除くとともに塩分を付与する。これを3時間水切りして包装,冷蔵する。流通保管温度は-4℃前後が望ましい。赤紅色で粒に張りがあり,特有の濃厚な味とにおいのするものが良品で,表面が乾き,苦みや油焼け臭のするものは良くない。

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大辞林 第三版の解説

イクラ【ikra】

〔魚の卵の意〕
サケやマスの卵を塩蔵した食品。特に、ベニザケ(紅鮭)の卵をいう。日本では、筋子すじこに対して、成熟した卵粒を一粒ずつほぐしたものをいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イクラ
いくら
икра ikra 

サケ、マスの熟卵を1粒ずつ離し、塩水に漬けてつくる食品。ロシア語より出た語で、もともとは魚卵をさしている。卵嚢(らんのう)のままのものを「すじこ」という。最近は海藻から抽出した多糖類で植物油を包んだ模造品がつくられている。[金田尚志]

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