カーティス(読み)かーてぃす(英語表記)Glenn Hammond Curtiss

  • 1878―1930

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメリカの発明家、飛行家、実業家。ニューヨーク州ハモンズポートに生まれる。1902年からオートバイを製作し、1905年、1907年には速度記録をつくった。1907年には飛行機用エンジン、ついで飛行機の設計製作にかかり、1908年1マイル(約1.6キロメートル)飛行に成功、翌1909年にはフランスのランス国際飛行大会で速度競技に優勝した。1911年には世界最初の実用水上機、翌1912年には最初の飛行艇の飛行に成功した。1919年、カーティス製の飛行艇NC‐4は大西洋横断に成功した。
 第一次世界大戦中イギリスから設計者を招いてジェニーの愛称で知られる複葉牽引(けんいん)式の軍用練習機を量産、戦後も長期にわたってアメリカで広く使われた。カーティスがライト兄弟の原理的特許を発展させた補助翼の特許をめぐってライト兄弟と長い間係争を続けたことは有名である。第一次世界大戦後のカーティス航空機会社(後のカーティス・ライト・コーポレーション)は陸海軍の支援を得て競速機を製作、軍用機の発達に貢献し、その活動は第二次世界大戦末まで継続した。[佐貫亦男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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