ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラレンドン(伯)」の意味・わかりやすい解説
クラレンドン(伯)
クラレンドン[はく]
Clarendon, Edward Hyde, 1st Earl of
[没]1674.12.9. ルーアン
イギリスの政治家,歴史家。ハイド家の出身。長期議会に選出され,国王チャールズ1世の専横を改めさせようと努力。清教徒革命に際しては王に従い,敗北後は皇太子 (のちのチャールズ2世) とともに海外に亡命。 1660年王政復古によって帰国し,国務卿,大法官として体制の中心人物となり,翌年授爵。「クラレンドン法典」を出して国教会の確立に努めたが,イギリス=オランダ戦争 (第2次) に失敗して失脚し,再度フランスに亡命 (1667) 。『大反乱史』 History of the Great Rebellionの著述がある。メアリー2世,アン女王の外祖父にあたる。
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