グレゴリウス(トゥールの)(読み)グレゴリウス

百科事典マイペディア の解説

グレゴリウス(トゥールの)【グレゴリウス】

メロビング朝フランク王国の歴史家ガリアのローマ系貴族の出身。トゥール司教となりフランク国王の宮廷に仕えた。クロービスの死後政権争いに明け暮れる宮廷の調停者として活躍主著《フランク史》10巻は経験に基づいた貴重な史料

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山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説

グレゴリウス(トゥールの)
Gregorius Turonensis

538/539~594

フランクの司教,歴史家。ガリアのローマ系名門貴族の出身。573年以来トゥールの司教。王権に対し教会聖職者権利擁護著作『フランク史』は6世紀のメロヴィング期に関する貴重な史料。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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