ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
グレゴリウス[ナジアンズ]
Gregorius of Nazianzus
[没]389頃.カッパドキア,ナジアンズ近郊
聖人。東方の四大博士,カッパドキアの3教父の一人。バシレイオスの学友。司教であった父を助けるため 361年頃司祭となり,名説教家として父の教区ナジアンズで信徒を指導した。 378年頃コンスタンチノープルに召されて同地の正統教会を再建,その司教となったが,辞して帰郷した。アリウス主義を反駁,ニカイア的信仰表明の確立に尽力,アポリナリウス派に対してはキリストの人性を擁護した。祝日1月 25日,5月9日。
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