共同通信ニュース用語解説 「コアジサシ」の解説
コアジサシ
全長25センチ前後になる小型のカモメの一種で、黒い頭部と黄色いくちばしが特徴。日本には4月ごろにオーストラリア周辺の南半球から飛来する。標識を付けて個体を見分ける日本の調査で、約8900キロ移動した例が確認された。河川の中州や海岸の砂浜などの小石が多い土地に集団で営巣し、繁殖する。日本は重要な繁殖地の一つとされるが、近年、個体数が減り、環境省は「絶滅の恐れがある種」に指定。オーストラリアなどでも数の減少が報告されている。
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