こうじ

普及版 字通 「こうじ」の読み・字形・画数・意味

【鉤】こうじ

釣針のえさ。魏・曹植〔自試を求むる表〕高鳥(蜀をたとえる)未だ(けいしゃく)(いぐるみ)に挂(かか)らず、淵魚(呉)未だ鉤に懸(かか)らざるは、らくは射の、或いは未だ盡さざればなり。

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辞】こうじ

慨の言。

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時】こうじ

時にあう。

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【厚】こうじ

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次】こうじ

街中。

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【香】こうじ

よいえさ。

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【餃】こうじ

肉饅頭

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【高】こうじ

高峙

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「こうじ」の意味・わかりやすい解説

コウジ(ミカン科)
こうじ / 柑子
[学] Citrus leiocarpa Tanaka

ミカン科(APG分類:ミカン科)の常緑低木ないし中高木。タチバナ変種と考えられている。基部から分枝し、枝条は細い。葉は小さく、網状脈はやや不明瞭(ふめいりょう)で、ほとんど無翼。花は白色。果実は扁平(へんぺい)で頂端がわずかにくぼみ、30~50グラム。果皮は平滑で濃黄色果肉袋数は8~10、果肉は淡黄色果汁は豊富で香気があり、酸味が強い。11月から翌年の1月に熟す。種子多胚(たはい)で、胚は緑色。日本で古くから栽培され、耐寒性が強く、山陰、北陸、東北地方にまで栽培され、家庭用果樹として利用される。スルガユコウ(駿河柚柑)は1変種。

[飯塚宗夫 2020年10月16日]



コウジ(カラタチバナ)
こうじ

カラタチバナ

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「こうじ」の解説

コウジ

?-1515 16世紀初めごろのアイヌ首長
ショヤの弟。1512年(永正(えいしょう)9)蜂起し,蝦夷(えぞ)地(北海道)の宇須岸(うすけし),志濃里(しのり),与倉前(よくらまえ)の館(たて)を攻略。翌年松前大館を攻めおとす。1515年蠣崎(かきざき)光広の館を攻めたが,同年6月22日光広にだまされて殺された。

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百科事典マイペディア 「こうじ」の意味・わかりやすい解説

コウジ(柑子)【コウジ】

日本原産と考えられ,古くから知られている柑橘(かんきつ)。耐寒性が強く,高さ3m内外。枝にはとげがなく,葉はやや小型で,花は白い。果実は小型で40g内外,果面は黄色,なめらかで果皮は薄く,むきやすい。6個内外の種子がある。11月中旬ごろから色づく。甘いが酸味もある。

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世界大百科事典(旧版)内のこうじの言及

【オレンジ】より

…記紀に記されているトキジクノカクノコノミ(非時香菓)はダイダイだろうといわれている。マンダリンの1種コウジ(甘子,たぶん紅(大)柑子)が,奈良時代に唐より導入された。この類の1種であるタチバナは日本の原産種。…

※「こうじ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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