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サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂[フィレンツェ] サンタ・マリア・デル・フィオーレだいせいどう[フィレンツェ]Santa Maria del Fiore, Duomo Firenze

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂[フィレンツェ]
サンタ・マリア・デル・フィオーレだいせいどう[フィレンツェ]
Santa Maria del Fiore, Duomo Firenze

イタリアのフィレンツェにある大聖堂。1296年アルノルフォ・ディ・カンビオによって,古い聖レパラータ聖堂の跡に起工された。その後ジョット・ディ・ボンドーネやアンドレアピサーノらの手を経て建築が進められた。1357年建築主任となったフランチェスコ・タレンティによりプランが拡張され,身廊部のボールト(穹窿)が建造された。1366年内陣と巨大なドームのデザインができたが,それがようやく建造されたのは,1420~34年フィリッポ・ブルネレスキによってである。1436年,未完の部分を残したまま献堂。現在のファサードは 1875~87年に仕上げられた。全体はラテン十字形(→十字形プラン)の三廊式バシリカ聖堂(→側廊バシリカ)であるが,その特異さは八角形の巨大なドームと,それに調和させて八角形の 8分の5を張り出した三つのアプスにある。聖堂の内外は,パオロ・ウッチェロやアンドレア・デル・カスターニョの壁画,ロレンツォ・ギベルティドナテロ,ルカ・デラ・ロッビアミケランジェロらの彫刻などルネサンスに活躍した芸術家たちの作品で飾られていたが,それらは現在隣接する大聖堂美術館に保存されている。美しいカンパニーレ(鐘塔)はジョットのデザインによる。

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