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ジークフリート ジークフリートSiegfried

翻訳|Siegfried

9件 の用語解説(ジークフリートの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジークフリート
Siegfried

ゲルマン民族の英雄。アイスランドの『エッダ』では,シグルズ Sigurðr呼ばれる叙事詩ニーベルンゲンの歌』の前半部の主人公。竜退治の際,返り血を浴びて不死身となり,ブルグンド王とブルーンヒルトの結婚に協力して王の妹クリームヒルトを得るが,王妃の恨みを買い,背中の唯一の弱点をねらわれて死ぬ。

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デジタル大辞泉の解説

ジークフリート(Siegfried)

ドイツ・北欧の伝説上の英雄。中世ドイツの叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の主人公。怪力で悪竜を退治し、その血を浴びて、背中の一か所を残し不死身となる。ニーベルンゲンの宝物を得、王妹クリームヒルトと結婚するが、王の重臣ハーゲンに殺害される。
ジロドゥーの戯曲。4幕。1928年初演。第一次大戦で記憶を失い、ドイツ軍に救われて英雄ジークフリートの名を与えられたフランス人を通して、民族・祖国・戦争などの問題を描く。

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百科事典マイペディアの解説

ジークフリート

ゲルマン伝説中の英雄。北欧ではシグルズSigurdと呼ばれる。《ニーベルンゲンの歌》の主人公で,ライン下流のニーダーラントの王子。〈隠れ蓑〉のエピソード,退治した竜の返り血を浴びて不死身となるが,1ヵ所だけ弱点が残り致命傷を負うこと,ブリュンヒルトとの確執など,人口に膾炙(かいしゃ)した伝承に富む。

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とっさの日本語便利帳の解説

ジークフリート

ドイツ伝説『ニーベルンゲンの歌』の英雄。ニーベルング族の財宝を手に入れ、大竜を殺し、グンター王を女傑ブリュンヒルトと結婚させ、自らは王の妹クリームヒルトと結婚するが、ハーゲンに謀殺される。

出典|(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」
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デジタル大辞泉プラスの解説

ジークフリート

1924年製作のドイツ映画。ニーベルンゲン伝説の映画化。監督:フリッツ・ラング。

ジークフリート

ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナードイツ語による全3幕の楽劇(1876)。原題《Siegfried》。中世ドイツの叙事詩に基づく楽劇『ニーベルングの指輪』中の第3作。

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世界大百科事典 第2版の解説

ジークフリート【Siegfried】

エッダサガなどの古北欧伝説と《ニーベルンゲンの歌》に登場する人物。 《ボルスンガ・サガ》ではジークフリート(古北欧語ではシグルズSigurðr,Sigurd)は鍛冶屋に養われていて,あるとき竜を退治して宝物を手に入れる。旅の途上彼は,甲冑に身を包んだブリュンヒルトBrynhild(ブルンヒルデBrunhilde)を救い出し,彼女に結婚を約束する。ところが,ライン河畔のギューキ王の宮廷で忘れ薬を飲まされ,王女グズルーンGuðrún(クードルーン)と結婚する。

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大辞林 第三版の解説

ジークフリート【Siegfried】

ゲルマン民族の伝説に登場する英雄。中世ドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の前編の主人公。竜を殺したとき、その血を浴びて不死身となったが、唯一の弱点である背中を突かれて死ぬ。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジークフリート
じーくふりーと
Siegfriedドイツ語

ゲルマン民族の英雄伝説に現れる優れた英雄。ジークフリート伝説には二つの流れがあって、一つは北欧伝説の主神オーディンによって寵愛(ちょうあい)されたウォルスングの家系に連なるジークルトにまつわるものであり、アイスランドの叙事詩『エッダ』に登場する。もう一つは古くからドイツ一円に存在する断片的な英雄譚(たん)であり、それらがほぼ一つになって生まれたのが、『ニーベルンゲンの歌』の第1部に登場するジークフリートである。そして彼はやがてワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環(ゆびわ)』(1853~70)の第3部、第4部の主人公となる。『ニーベルンゲンの歌』は13世紀初めごろの作品であるが、ここに登場するジークフリートはライン川下流ネーデルラントの王子。アルブリーヒという小人から「隠れ蓑(みの)」Tarnkappeを奪い12人力を得て、悪竜を退治し、全身にその血を浴びて皮膚が角質化し、不死身の勇士となった。しかしこのときたまたま背中に菩提樹(ぼだいじゅ)の葉が1枚落ちてきてとどまり、そのためにそこだけが致命的な弱点となる。やがて義兄の臣ハーゲンによって、泉に身をかがめたときにそこを刺されて死ぬ。ジークフリートがドイツ国民の英雄的存在となっていることは、第二次世界大戦を前にして、フランスの「マジノ線」に対して築いた要塞(ようさい)線を「ジークフリート線」と名づけたことからもわかる。劇作としてはジロドゥーの『ジークフリート』(1928)がある。[船戸英夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のジークフリートの言及

【シカ(鹿)】より

…鹿はそのしなやかで美しい姿態,優美な動きと機敏さ,美しい目などからして,古くから神の使いとされ,またさっそうとした若武者にたとえられた。〈エッダ〉では英雄シグルズ(ドイツではジークフリート)が〈獣の間にすらりとした鹿が立ったよう〉と表現されている。 鹿はまた民間の信仰や習俗,歌や民芸でも重要な役割を果たしている。…

【不老不死】より

…神々の食物アンブロシアや神酒ネクタルも不死にする力をもつことで知られる。ゲルマン神話では,ジークフリートは退治した竜の血を浴びることで不死者となる(ただし,アキレウス同様,彼にも唯一の弱点があり,ために落命する)。錬金術の分野では,エリクシル(エリキサー)が不老不死の霊薬と考えられるようになった中世後期以降,これを手に入れて400年生きたと伝えられるサン・ジェルマン伯らの怪人物が現れている。…

※「ジークフリート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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