精選版 日本国語大辞典 「セーブ」の意味・読み・例文・類語
セーブ
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フランスの詩人。「リヨン詩派」の首領。ルネサンス文化の花開いたリヨンに生まれ、その文芸運動の中心となる。1536年「賦(ブラゾン)」blason競詩会で『眉(まゆ)』が一位になり、さらに同年、リヨンで急死した王太子の『追悼詩集』に寄せた詩編により、詩人としての決定的な地位を確立する。リヨン派の女流詩人ペルネット・デュ・ギエPernette Du Guillet(1520ころ―45)との恋愛より出発しているといわれる代表詩集『デリー、至高の徳の対象』(1544)は、ペトラルキスムとネオ・プラトニスムの影響を受けながら、そこに真摯(しんし)な感情を織り込み、その現代的な叙情と音楽性は、ボードレールをも思わせる。彼は、ロンサールらプレイアード派の詩人たちから先駆者として敬意を表された。ほかに、孤独な隠遁(いんとん)生活を歌った叙情的な牧歌『柳叢(りゅうそう)曲』(1547)、アダムとイブの創造より始まる人類の歴史を描いた哲学的、科学的叙事詩『小宇宙(ミクロコスム)』(1562没後刊)があり、彼の晦渋(かいじゅう)ながら高雅な詩風はバレリー、マラルメと比較されている。
[髙橋由美子]
『加藤美雄著『モーリス・セーヴ作品研究』(1964・昭森社)』
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…牧人アミンタが情なき女シルビアに恋し,やがて女が死んだと錯覚して,断崖より身を投げるが未遂に終わり,ついに彼女の心を得てハッピー・エンドという古代の田園詩とフェラーラの宮廷の趣味とがほどよく統合された田園劇(牧歌劇)であるが,抜群の着想と官能性とある種の唯美主義がその特徴である。その系に連なるフランスの詩人に《デリー》(1544)を書いたM.セーブがいる。彼はペトラルキスムや占星術,博物学を駆使して,恋愛感情の諸相とその昇華を歌ったが,その難解さ,官能性,凝縮されたイマージュはまさに〈唯美的マニエリスム〉の名にふさわしい。…
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