タクラマカン砂漠(読み)タクラマカンさばく

百科事典マイペディアの解説

タクラマカン砂漠【タクラマカンさばく】

中国,新疆ウイグル自治区南部,タリム盆地の中央をおおう中国最大の砂漠。漢字では塔克拉瑪干。ウイグル語で〈一度入ったら出られない〉の意。天山山脈崑崙(こんろん)山脈に囲まれ,東西約1000km,南北約400km,面積約32万4000km2。紀元前後から急速に乾燥化に向かい,かつて栄えた古ホータン,ニヤ楼蘭などの都市は廃虚と化している。この砂漠は19世紀末ヘディンによって探検されるまではほとんど知られていなかった。タリム川沿岸の一部および天山山脈南麓,崑崙山脈麓の一部ではオアシス農業が行われる。
→関連項目西域

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世界大百科事典 第2版の解説

タクラマカンさばく【タクラマカン砂漠 Taklimakan】

中国西北,タリム盆地中央部の砂漠。塔克拉瑪干と漢字表記される。日本の国土にほぼ匹敵する広さをもつ。タクラマカンは,ウイグル語で〈入ると出られない〉の意味。かつての湖底が砂漠になったもので,大半は細かい砂から成り,高さ数十m,高いもので150~200mの砂丘を形成する。また,強い風が砂を動かし,南部では1年のうち約3ヵ月余りは砂が空をおおう。解放後,アクス(阿克蘇)やホータン(和田)などのオアシスから砂漠への水路が建設され,農業の発展がみられる。

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