チャン(羌)族(読み)チャンぞく(英語表記)Qiang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

チャン(羌)族
チャンぞく
Qiang

中国の四川省北西部に居住するチベット=ビルマ語系の少数民族。人口約 20万 (1990) 。四川省アパチベット (阿 壩蔵) 族チャン () 族自治州が設立されている。古くから文献に出てくる (きょう) の子孫で,かつて青海甘粛,四川西部一帯に広く活動していた遊牧民であるが,漢代にその一部は農業も始めていた。今日ではチベット高原の一部であるカム高原の東端に住み,農業と牧畜を営む。作物は裸麦,とうもろこしが主で,小麦,大麦,そばもつくられる。おもな家畜は羊と牛である。

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チャン(羌)族【チャンぞく】

中国,四川省西部の山岳地帯アバ・チベット族チャン族自治州の茂県,【ぶん】川県などに主に居住する民族。言語はチベット・ビルマ語系。中国では古代遊牧民〈羌(きょう)〉の末裔といわれる。石積みの家屋や井戸掘り・築堤などの土木建設技術に優れ,また刺繍や絨毯(じゅうたん)などに特徴がある。最近は〈冬虫夏草〉などの漢方薬の採取や果樹栽培などで経済的に発展しつつある。約19万人(1990)。
→関連項目プミ(普米)族

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