百科事典マイペディア 「デュ・プレ」の意味・わかりやすい解説
デュ・プレ
デュプレ
デュプレ
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フランス、バルビゾン派の風景画家。ナントに生まれる。父親の陶器工場で絵付(えつけ)の仕事を学んだのち、1831年からサロンに風景画を出品。その後、テオドール・ルソーと知り合い、バルビゾンをしばしば訪れるが、フランス各地、とくに北海などの風景に題材をみいだす。34年のロンドン旅行では、コンスタブルの風景画にも影響を受けた。自然をモチーフに描く彼の世界は、ロマン派的な叙情性と、印象主義の先駆となる筆触とを同時に備える。代表作に『水門』(1846・ルーブル美術館)など。
[中山公男]
フランスのオルガン奏者、作曲家。ルーアン生まれ。パリ音楽院を卒業。ノートルダム大聖堂のオルガン奏者を経て、1926~54年パリ音楽院教授、54~56年同院長を務めた。この間世界各地に演奏旅行、卓越した演奏技巧と即興演奏で名声をあげた。作曲家としてはオルガン曲を多く残している。教育者としても優れ、その門からは作曲家のメシアン、女流オルガン奏者のマリー・クレール・アランらが出た。
[岩井宏之]
フランスのオルガン奏者,作曲家。音楽家の家に生まれる。パリ音楽院でビドールらに学び,1914年ローマ大賞受賞。26年パリ音楽院オルガン教授,54-56年同院長。34年師ビドールの後を継いでパリのサン・シュルピス教会のオルガン奏者に就任。一方,1920年J.S.バッハのオルガン曲全曲演奏を行い,また同年より海外公演を催すなど活発な演奏活動を行った。即興演奏を得意とし,名人芸的な技巧で知られた。オルガン曲を中心に作品も残している。
執筆者:西原 稔
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