コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ハルトマン ハルトマン Hartmann, Karl Robert Eduard von

17件 の用語解説(ハルトマンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハルトマン
ハルトマン
Hartmann, Karl Robert Eduard von

[生]1842.2.23. ベルリン
[没]1906.6.5. グロースリヒターフェルデ
ドイツの哲学者。無意識の哲学の提唱者として知られる。終生講壇に立たず,個人教師として過した。彼の哲学は,無意識の概念をシェリングから導入し,ヘーゲルの「理性」とショーペンハウアーの「盲目的意志」の総合の上に築かれている。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

ハルトマン
ハルトマン
Hartmann, Nicolai

[生]1882.2.20. リガ
[没]1950.10.9. ゲッティンゲン
ドイツの哲学者。 1920年マールブルク,25年ケルン,31年ベルリン,45年ゲッティンゲンの各大学教授。マールブルク学派から出発したが,フッサールの現象学の影響を受け,新カント派形式主義から離れ,観念論実在論の統一を試みた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ハルトマン(Karl Robert Eduard von Hartmann)

[1842~1906]ドイツの哲学者。シェリングの影響のもとで、ショーペンハウアーの「意志」とヘーゲルの「理性」とを包括する「無意識者」をたて、これを万有の根源とした。著「無意識者の哲学」。

ハルトマン(Nicolai Hartmann)

[1882~1950]ドイツの哲学者。初め新カント学派に属して認識論を研究したが、フッサール現象学の影響を受けて存在論を哲学の中心と考えるようになり、独自の批判的存在論を提唱した。著「認識の形而上学綱要」「存在論の基礎づけ」など。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ハルトマン

中世ドイツの宮廷叙事詩人。作品はクレティアン・ド・トロアを典拠とするアーサー王伝説エーレク《イーワイン》,贖罪(しょくざい)物語《グレゴリウス》,清純な少女の愛のもたらす奇跡をえがいた《哀れなハインリヒ》など。
→関連項目ウォルフラム(エッシェンバハの)

ハルトマン

ドイツの作曲家。ショスタコービチヘンツェなどとともに,20世紀後半における重要な交響曲作曲家の一人。ミュンヘンに生まれ,ベルリンでシェルヘンウェーベルンに師事。
→関連項目クベリーク

ハルトマン

ドイツの哲学者。ヘーゲルとショーペンハウアーを結びつけ,さらにシェリングの積極哲学を取り入れて,万有の根源を意志的かつ理性的な〈無意識〉とした。在野の流行哲学の典型。

ハルトマン

ドイツの哲学者。初めマールブルク学派に属したが,後に同派の論理主義的認識論を批判し,存在と哲学の方法に3層を区別する存在論的形而上学の体系化を図った。主著《存在論の基礎づけ》(1935年),《実在的世界の構成》(1940年)。
→関連項目存在論

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

ハルトマン Hartmann, Carl Sadakichi

1867-1944 アメリカの作家,芸術家。
慶応3年10月13日長崎生まれ。慶応3年10月13日長崎生まれ。父はドイツ領事館員,母は日本人ハンブルクでそだち,1882年渡米。ボヘミアン生活をおくりながら前衛芸術運動に従事し,グリニッチ-ビレッジで王者とよばれる。日本の美術や俳句などを紹介する著作も多数のこした。1944年11月24日死去。77歳。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)の解説

ハルトマン

ドイツの作曲家。ブルックナーマーラーレーガーストラヴィンスキー、バルトーク、ベルクと様々な作曲家から受けた影響をもとにした8曲の交響曲が代表作となっている。ミュンヘン音楽院で学び、ウィーンでは ...続き

出典|(社)全日本ピアノ指導者協会
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ハルトマン【Carl Sadakichi Hartmann】

1867‐1944
アメリカの芸術家。日本人を母としドイツ人を父として長崎で生まれ,ドイツのハンブルクで育ち,1882年に渡米。晩年のホイットマンに親しみ,《ウォルト・ホイットマンとの対話》(1894)を出版。そのころからグリニチ・ビレッジの〈王者〉といわれるボヘミアン生活をしながら前衛芸術運動に従事,日本美術を紹介したり,短歌・俳句形式の英詩を書いたりもし,後にはハリウッドサンフランシスコで映画・演劇活動をした。うさんくさい誇大妄想家の面もあったが,生涯に30冊以上の英文著作を残し,反逆的国際人として果たした文化的役割は小さくない。

ハルトマン【Heinz Hartmann】

1894‐1970
精神分析自我心理学を発展させたオーストリア出身の精神分析医。ウィーン生れ。《自我心理学と適応問題》(1937)を発表し,自我心理学の基礎を作った。精神分析を深層心理学から発展させて,自我の働きを防衛と適応の観点から理解し,適応を精神発達にそって解明しようと試みた。第2次大戦前にウィーンを離れてニューヨークに移り,ニューヨーク精神分析研究所長や国際精神分析学会会長などを務めた。【馬場 謙一】

ハルトマン【Karl Robert Eduard von Hartmann】

1842‐1906
ドイツの哲学者。1861年プロイセンの砲兵学校に入学するが,宿痾となる膝の損傷により職業軍人となることを断念。哲学へと転じ,69年《無意識の哲学》を著して広く認められ,以後一貫して在野で活躍した。当時の生物学に支配的であった機械論に抗して生気論的立場から帰納的形而上学の構築を図った。ハルトマンは,初期シェリングの同一哲学と後期シェリングの積極哲学から理論的骨格を抽出し,能動的かつ盲目的な意志と受動的で合目的的な表象の統一を,世界の普遍的一元的根拠たる〈無意識〉(今日の精神分析学や心理学でいう無意識概念とはまったく異なる)に求める点で,また,世界観的にはペシミズムオプティミズムの結合を図る点で,ショーペンハウアーとヘーゲルを独自なかたちで総合したことになる。

ハルトマン【Moritz Hartmann】

1821‐72
ボヘミア生れのドイツ系ユダヤ人で,詩人,政治家,ジャーナリストプラハで学んだのち,1844年オーストリアを出る。ドイツ各地を歩き,その後パリでハイネ,ミュッセらと親交を結ぶ。48年にはフランクフルト国民議会議員に選ばれ,極左派議員を代表。彼は同年10月のウィーン革命,バーデンの蜂起に参加,革命敗北後ヨーロッパ各地を転々とし,68年からウィーンの新聞の学芸欄の編集に携わる。詩風は40年代の政治的抒情詩からのちに牧歌的詩にかわる。

ハルトマン【Nicolai Hartmann】

1882‐1950
ドイツの哲学者。リガに生まれ,マールブルク学派(新カント学派)のH.コーエンに学んで,マールブルク,ケルン,ベルリン,ゲッティンゲンの各大学教授を歴任した。現象学の影響を受け入れてしだいに新カント学派の論理主義的観念論の立場を脱し,独自な存在論的形而上学の体系を建設した。それは,哲学の方法として現象学,問題学,理論の三つの層位を分別し,これに対応して存在の層位に実在的存在(物質,生命,意識,精神),認識的存在(知覚,直観,認識,知識),論理的存在(概念,判断,推理)を区別し,これらをそれぞれカテゴリーとその連関によって説明するものである。

ハルトマン【Hartmann von Aue】

1165ころ‐1215ころ
中世ドイツの詩人。シュワーベンの騎士の出身(従士)。諸作品のうち《哀歌》と《エーレクErek》は1180年ころに着手され,90年ころに完成,《グレゴリウス》と《哀れなハインリヒ》はこの順で90‐97年の間に書かれたと推定されている。この時期に彼は世俗と愛(ミンネ)に決別する抒情詩,そして十字軍参加(1189‐91)の所産の十字軍遠征の歌を書いた。《イーワインIwein》は1199‐1205年に書かれたが,8000余行の最初の1000行は《グレゴリウス》執筆の前か後に書かれたと推定されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ハルトマン【Hartmann】

〔Eduard von H.〕 (1842~1906) ドイツの哲学者。ショーペンハウアーの生の意志とヘーゲルの理性を結びつけた「無意識者」を万有の根源とする立場を主張。他方では諸科学の知を援用し、新生気論を擁護した。著「無意識の哲学」
〔Nicolai H.〕 (1882~1950) ドイツの哲学者。初め新カント学派に属したが、主観を超えた対象に主観が関係するところに認識が生じるという独自の批判的存在論の立場に到達、実在的世界の階層構造を分析した。著「認識形而上学綱要」「存在論の基礎付け」など。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のハルトマンの言及

【精神分析】より


【フロイト以後の精神分析】
 フロイトは自我を,エスの欲動を制御し,超自我の圧力に対しながら外界との適応を図るものとしていわば受身的にとらえたが,自我機能そのものについての検討は徹底しないままに終わった。このフロイトの自我研究を継承発展させ自我の積極的機能を明らかにした代表者は,フロイトの娘であるA.フロイト,ならびにH.ハルトマンらであり,彼らにはじまる自我心理学ego psychologyは,以後アメリカにおける精神分析学の主流となった。この系譜に属するE.H.エリクソンの自我の心理的‐社会的発達理論,すなわちアイデンティティ形成理論は,臨床的にも社会学的にもきわめて有用な概念である。…

【プロゲステロン】より

…無臭の白色結晶で,水に溶けず,アルコール,アセトンに溶ける。卵巣の黄体が内分泌機能を行うことは19世紀から予測されていたが,黄体ホルモンの本体といえるプロゲステロンがブタなどの黄体から結晶として抽出されたのは1934年のことで,それはブテナントA.F.J.Butenandt,スロッタK.H.Slotta,アレンW.M.Allen,ハルトマンM.Hartmannらによってそれぞれ独立に行われ,ほぼ同じ時期に合成にも成功した。 プロゲステロンは,後述のように黄体,胎盤から分泌されるが,このホルモンは他のステロイドホルモンの中間産物で,副腎皮質や睾丸でも生合成される。…

【存在論】より

…さらにフッサールは事実学に本質学を対立させ,事実的諸学は〈形相的諸存在論eidetische Ontologien〉に理論的基礎をもつとし,〈実質的・存在論的諸学科〉は〈実質的領域〉に区分される〈実質的存在論〉ないし〈領域的存在論regionale Ontologie〉に基づき,〈形式的・存在論的諸学科〉は〈形式的領域〉による〈形式的存在論formale Ontologie〉に基づくと説いた。またN.ハルトマンは新カント学派から《認識の形而上学綱要》(1921)によって存在論の哲学者へと転換し,実在的世界の無機,有機,心,精神の4階層とそれらの範疇とを説いた。これらの新しい〈存在論〉の特質は,実在的な存在者だけでなく,観念的・理念的・意味的な存在者をも自覚的にその射程に収めた点である。…

【哀れなハインリヒ】より

…アウエのハルトマンの作(12世紀末)で,全編1500余行の叙事詩。領主ハインリヒは若くして徳を積み,富と名誉に包まれたが信仰心を忘れ,天罰として癩にかかる。…

【キリスト教文学】より

…中でも,フランチェスコの特異な人柄,その清貧の教えはその言行を録した《完全の鑑》に現れ,ことにイタリア語をもってした《太陽の歌》の〈いと高く,全能にまし善なる主よ〉は,中世を通じて最も浄(きよ)らかな歌の一つである。国民文学は,その傾向上,世俗文学に流れやすいが,それでも中には〈武勲詩〉中の《アミとアミール》の物語,エッシェンバハのウォルフラムの聖杯探求の物語《パルツィファル》,ことに同じく13世紀初めころアウエのハルトマンの清純な愛と奇跡の物語《哀れなハインリヒ》は,高揚した宗教的雰囲気に包まれている。また〈武勲詩〉中の傑作である《ローランの歌》(11~12世紀初め)も十字軍の理想を掲げ,教会の宣伝である点において,すぐれて宗教的な作品といえよう。…

※「ハルトマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ハルトマンの関連キーワード自然淘汰スキー八雲愛人松柏砂山チェリーなんか花菱ぶうぶう

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

ハルトマンの関連情報