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パレート パレート Pareto, Vilfredo

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パレート
パレート
Pareto, Vilfredo

[生]1848.7.15. フランス,パリ
[没]1923.8.19. スイスジュネーブ
イタリアの経済学者,社会学者。トリノ工科大学卒業後実業界に入ったが,マフェオ・パンタレオーニの影響によって経済学に関心をもち,その推薦で 1893年レオンワルラスの跡を継いで 1900年までローザンヌ大学教授を務めた。

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デジタル大辞泉の解説

パレート(Vilfredo Federico Damaso Pareto)

[1848~1923]イタリアの経済学者・社会学者。ワルラスの後継者として、一般均衡理論無差別曲線による消費者選択の理論の上に発展させた。また、のちのパレート厚生経済学でいう「パレート最適」の考え方を導入するなど多くの業績をあげた。

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百科事典マイペディアの解説

パレート

イタリアの経済学者,社会学者。ローザンヌ大学教授。効用は測定不可能としてワルラスの限界効用学説を脱皮し,無差別曲線に基づく消費者選択の理論を開拓,一般均衡理論を前進させ,また資源配分の効率性の基準としてパレート最適性の概念を示した。
→関連項目エリート高田保馬ローザンヌ学派

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世界大百科事典 第2版の解説

パレート【Vilfredo Federico Damaso Pareto】

1848‐1923
一般均衡理論および新厚生経済学の開拓者的地位を占めるイタリアの経済学者,社会学者。パリに生まれ,トリノ理工科大学で自然科学系の学問を学んだ後,鉄道技師,製鉄会社支配人などを経て,1892年L.ワルラスの後継者としてローザンヌ大学教授になる。パレートはその著《経済学講義Cours d’économìe politique》(1896‐97)において,理論的には基本的にワルラスの延長線上にあるが,実証的研究にすぐれたところを示し,とくに所得分布の不平等度に関するパレート法則の定式化はよく知られている。

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大辞林 第三版の解説

パレート【Vilfredo Federico Damaso Pareto】

1848~1923) イタリアの経済学者。一般均衡理論を無差別曲線を用いた消費者選択の理論の上に発展させ、パレート法則・パレート最適などの経済分析の概念を創出し、近代経済学の発展に貢献。著「経済学講義」「経済学提要」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パレート
ぱれーと
Vilfredo Federico Damaso Pareto
(1848―1923)

イタリアの経済学者、社会学者。パリに亡命したイタリアの貴族の子として生まれる。10歳のときイタリアに帰り、大学では数学や工学を学んだ。卒業後技師や実業家となったこともあるが、のちに経済学の研究を始め、1893年に45歳でワルラスの後継者としてスイスのローザンヌ大学教授となり、15年間在職した。パレートの経済学はワルラスの一般均衡理論を受け継ぎ、消費理論では、基数的効用理論にかわって無差別曲線に基づく序数的効用理論を展開して、現代の消費者選択理論の基礎を築き、厚生経済学の面では、社会の経済的厚生の極大化についていわゆるパレート最適性の考え方を導入し、新厚生経済学への道を開いた。また所得分布については、統計調査に基づいてパレートの法則とよばれる所得分布の不平等度を示す経験的な経済法則を導出した。社会学にも強い関心を示し、ローザンヌ大学退職後はジュネーブで社会学の研究や執筆に従事した。彼の社会学は人間行動を合理的な行動としてとらえるだけでなく、不合理な行動の面をも重視したことから、イタリア・ファシズムの思想的源流になったという評価もある。主著は『経済学講義』全2巻(1896、1897)、『経済学提要』(1906)、『一般社会学提要』(1920)など。[志田 明]

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世界大百科事典内のパレートの言及

【エリート】より

…つまり,マルクス主義が政治を上部構造としてとらえ,下部構造である経済によって究極的に規定されるとしたのに対して,エリート理論は政治の自律性を説き,政治エリートはけっして経済的エリートと同一視しえないことを指摘した。 イタリアのV.パレートはその著《社会主義体系》(1902)のなかで,マルクスの理論を批判して,資本家と労働者の間の闘争が終結しても,それによって階級闘争が消滅するというのは幻想であると主張した。闘争は〈知識人と非知識人の間に,諸種の政治家の間に,政治家と彼らによって統治される者たちとの間に,革新派と保守派の間に〉依然として生ずるであろうとされた。…

【市場均衡】より

…その門下のJ.M.ケインズによる国民所得を主要な変数とする経済分析にも,マーシャルの概念や均衡分析の手法が多く跡をとどめている。ワルラスの後継者V.パレートは,ワルラスの基数的な効用理論をより一般的な序数的効用理論によっておきかえることに成功し,スウェーデン学派のK.ウィクセルは,ワルラスによって扱われた資本,利子,貨幣の分析を多方面に発展させた。また1940年を前後してJ.R.ヒックス,P.A.サミュエルソンは一般均衡理論の体系に比較静学の方法を導入し,同じころ,W.レオンチエフは産業間の相互依存をデータ分析が可能な形に具体化した産業連関理論(産業連関表)を開拓した。…

【パレート法則】より

…所得分布の型について最初に見いだされた経験法則。所得水準をy,y以上の所得を有する総人員数をNとし,A,pを定数とすれば, NAyp  (A>0,p>1) という関係が近似的に成立することを1897年にV.パレートは提唱した。この関係をパレート法則という。…

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