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ボーア半径 ボーアはんけいBohr radius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボーア半径
ボーアはんけい
Bohr radius

ボーアの原子理論における水素原子の第一軌道半径。記号は a0
ただし h はプランク定数,me は電子の質量,e は電気素量,μ0 は真空の透磁率,c は真空中の光速度。ボーア半径は原子の大きさの目安を与える。 (→原子定数 )

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デジタル大辞泉の解説

ボーア‐はんけい【ボーア半径】

古典的量子論から求められる水素原子の安定状態における半径。0.0528ナノメートル。原子の大きさの見当をつける値として使われたこともある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ボーアはんけい【ボーア半径】

1913年に提出されたN.H.D.ボーアの水素原子理論によると,水素原子の基底状態(もっともエネルギーの低い状態)においては,電子が原子核(陽子)のまわりに半径a=ħ2/me2の円運動をしている。ただし,mは電子の質量,eは電子の電荷の絶対値,ħ=h/2π(hはプランク定数)である。この半径aをボーア半径といい,a=5.29177×10-11mである。ボーアの理論は前期量子論の糸口となり,続いて量子力学が現れた。

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大辞林 第三版の解説

ボーアはんけい【ボーア半径】

ボーアの水素原子模型で、原子核に最も近い安定な電子軌道の半径。原子の世界での長さの単位として用いられる。約 5.29×10-11 m  

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボーア半径
ぼーあはんけい
Bohr radius

水素原子の基底状態における広がりの程度(通常、水素原子内電子の第一軌道半径)のこと。長さの単位として用いられ、記号はa0である。プランク定数hを2πで割ったものをeを単位電荷、mを電子の質量としたとき2/me2の長さをいい、a0=5.29177249×10-11mの大きさをもつ。
 古典力学を用いて水素原子の広がりを導き出すことができるとすれば、この広がりを表す長さの次元を有する量が、質量および電荷の組合せによって表すことができるはずであるが、それは不可能である。デンマークの理論物理学者N・ボーアは、古典力学に基づいた電子の軌道に、プランク定数を用いた軌道選択の条件すなわち量子条件を付加して、水素原子の広がりを表すボーア半径を導いた。実際の場合にはmのかわりに陽子の質量Mmとで表される換算質量μ(ミュー)を用いる。また水素原子の高いエネルギー状態(励起状態)はボーア半径の整数倍の広がりをもつ。[田中 一]

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世界大百科事典内のボーア半径の言及

【原子】より

…ただし,は原点(陽子の位置)からの距離を表す。aはボーアの原子模型におけるn=1の円軌道の半径,すなわち,a=ħ2/me2であり,ボーア半径と呼ばれる。その値はa=0.53×10-10mである。…

※「ボーア半径」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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