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ポーランド中西部,ビエルコポルスカ地方の中心都市で,同名県の県都。ポズナニともいう。ポーランド第5の都市で,ポーランド経済・文化の中心地。人口57万3003(2004)。ドイツ名ポーゼンPosen。オーデル川の支流バルタ川の両岸にあり,市の歴史的中心は,右岸のトムスキー島地区で,ロマネスクの聖ヨハネ教会やゴシックの大聖堂が知られる。ビエルコポルスカ大平原を後背地にもち,集約的な農業が特徴の肥沃な穀倉地帯の中央にある。
ポーランド最古の都市の一つで,9~10世紀にスラブ人が集落をつくったが,ドイツ騎士修道会の東漸によってドイツ人が多数入植した。交通上すぐれた位置を占め,ハンザ同盟の一員で商業都市として発展した。その伝統を引き継ぎ,現在も毎年国際見本市が開催されている。古くから手工業が発達していたが,現在もポーランド中西部の大工業都市で,機械工業が最も重要な工業である。古い歴史をもつツェギエルスキ機械金属コンビナート(1846設立)は,ディーゼル機関車,鉄道車両,農業機械,工作機械,船舶用エンジン,計量機械,ボールベアリングなどを生産している総合機械工場群である。当初は農業機械工場として操業を開始したが,蒸気機関車の製造からしだいに総合機械工業へと発展した。ほかに化学・印刷・木材・食品加工・繊維工業がさかんである。9本の鉄道が交差し,空港,河港をもつ。アダム・ミツキエビチ記念総合大学(1912設立)をはじめ高等教育研究機関も多い。
執筆者:山本 茂
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ポーランド西部のヴィエルコポルスカ地方の中心都市。中世後期より商業の中心地として栄えた。1793年以後プロイセン領となり,19世紀後半から工業化が進む。1956年に起きた暴動はポーランドの民主化運動を加速させた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
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