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マイセン磁器 マイセンじき Meissen porcelain

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マイセン磁器
マイセンじき
Meissen porcelain

ドイツのマイセンで作られる最高級の磁器。ザクセン選帝侯アウグスト2世 (→フリードリヒ・アウグスト1世 ) の至上命令で,1708年に E.フォンチルンハウスと,J.ベットガーによってヨーロッパで最初の赤褐色の 炻器 (→ストーンウェア ) が作られ,のち良質の磁土の発見と製法の改良により同年白磁の製造にも成功したのを始りとする。

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デジタル大辞泉の解説

マイセン‐じき【マイセン磁器】

ドイツのマイセン産の磁器。欧州で最初の硬質磁器で、18世紀初頭以来、今日に至るまで名声を保つ。

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百科事典マイペディアの解説

マイセン磁器【マイセンじき】

ドイツのマイセンMeissenで作られる磁器。ベットガーが1709年に磁土をドレスデン付近で発見し,磁器焼造に成功。翌年ドレスデンにザクセン王立工場が建設されたのに始まり,同年マイセンに移った。
→関連項目セーブル磁器チェルシー磁器

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世界大百科事典 第2版の解説

マイセンじき【マイセン磁器】

ドイツ,ドレスデンに近いマイセンの地で焼成される磁器。ヨーロッパでは,18世紀初めまで軟磁しか存在せず,中国から清代初期以降盛んに輸出された五彩磁器や日本の伊万里焼(有田焼)の模倣を行っていた。東洋の磁器の収集家で知られるザクセンのアウグスト2世はJ.F.ベットガーに命じて,1709年ヨーロッパで最初の硬質磁器焼成を成功させた。翌年王はマイセンのアルブレヒト城内に王立マイセン磁器製作所を創設,ベットガーのもとで朱泥手の炻器(せつき)の生産を始め,3年後にはカオリンを用いて白磁器を焼成した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マイセン磁器
まいせんじき
Meiener Porzellan

ドイツのマイセンで焼成されたヨーロッパで最初の硬質磁器。1709年ザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト1世(強健王)のもとでベットガーJohann Friedrich Bttger(1682―1719)が硬質(真性)磁器の焼成に成功し、翌年マイセンのアルブレヒトブルク城内に王立磁器製作所が開設された。マイセンでは開窯当初は主として朱泥手の(せっき)を焼成していたが、1713年以降は中国の白磁、染付(そめつけ)、日本の柿右衛門(かきえもん)写しの色絵磁器を模倣した磁器が製作された。この初期にマイセンで活躍したもっとも著名な作家は絵付師でシノワズリーの名手ヘロルトJohann Gregor Herolt(1696―1775)と磁器彫像のケンドラーの2人で、彼らによってマイセンは最初の黄金時代を迎えた。
 しかし、その秘法もやがてウィーン、ミュンヘン、ベルリンへ流出し、ヨーロッパは18世紀中ごろより陶器から磁器の時代に移行した。マイセンは東洋磁器の熱烈なコレクターであった強健王の死去とともにしだいに衰退の兆しを示し、加えてヨーロッパの宮廷趣味は当時フランスのロココ様式の洗礼を受け、マイセンでもその模倣に追従した。しかし、18世紀末から19世紀初めにかけてマルコリーニ伯が工場を受け継いでから活気を取り戻し、ヨーロッパ第一を誇る名窯としての今日的繁栄に導いた。
 マイセン磁器製作所では開窯当初の1720年代ごろまでは中国・日本の磁器を模した作品が焼成されたが、以後はしだいにヨーロッパ的な器形や装飾のものが主流となり、2200点に及ぶケンドラーの「白鳥のディナー・セット」はマイセンの名器のなかでももっとも著名な作品である。ちなみに、英語のザクセン・チャイナ、ドレスデン・チャイナはこのマイセン磁器をいう。[前田正明]
『オクタゴン編『陶芸の美2 マイセン(東ドイツ)』(1984・京都書院)』

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