デジタル大辞泉 「マルク諸島」の意味・読み・例文・類語 マルク‐しょとう〔‐シヨタウ〕【マルク諸島】 《Kepulauan Maluku》⇒モルッカ諸島 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「マルク諸島」の意味・読み・例文・類語 マルク‐しょとう‥ショタウ【マルク諸島】 ( マルクはMaluku ) インドネシア東部、スラウェシ島とニューギニア島の間に散在する島々の総称。丁子(ちょうじ)、肉荳蔲(にくずく)などの香料の産地で、香料諸島とも呼ばれる。中心都市アンボン。モルッカ。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルク諸島」の意味・わかりやすい解説 マルク諸島マルクしょとうKepulauan Maluku インドネシア東部,スラウェシ島とニューギニア島との間に南北に連なる島々。英語ではモルッカ諸島 Moluccasといい,香料諸島 Spice Islandsと呼ばれることもある。行政上はマルク州とマルクウタラ州に分かれる。おもな島はモロタイ島,ハルマヘラ島,バチャン島,オビ島,セラム島,ブル島,カイ諸島,アル諸島,タニンバル諸島など。アジア大陸とオーストラリア大陸との間にあり,環太平洋造山帯に属するため地震が多く,全体に山がちで活火山も少なくない。海岸部の気温は 25~29℃,年降水量 2000~3800mm。住民はおもにメラネシア系であるが,マレー系,中国系の移民やスペイン,ポルトガル人の祖先をもつ者も多い。言語はハルマヘラ島北部を除きオーストロネシア語族に属する。ナツメグと丁香(チョウジ)の独占的な産地であったため,14世紀からアラブや中国の商人が訪れた。テルナテ島,ティドレ島などにはイスラム王国が成立し,15世紀後半には北部を支配。16世紀以後ポルトガル,スペイン,イギリス,オランダが支配権を争い,17世紀にはオランダが制覇した。1945年ほかのオランダ領インドネシアとともに独立を宣言。1949年独立が認められたが,親オランダ派のキリスト教徒が多い南部では,アンボン島を中心に南マルク共和国として分離独立運動を展開。20世紀末頃にもイスラム系住民との間で数千人の犠牲者と多数の難民を出す衝突を起こした。たび重なる紛争のため 1999年マルク諸島は北部のマルクウタラ州と南部のマルク州に分割された。住民のほとんどが農林漁業に従事し,米,ココナッツ,ココアの生産や漁業が行なわれる。おもな輸出品は魚,コプラ,香辛料。面積 7万8897km2。人口 257万1593(2010)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「マルク諸島」の意味・わかりやすい解説 マルク諸島まるくしょとうLaut Maluku インドネシア東部にあるモルッカ諸島の別称。[編集部][参照項目] | モルッカ諸島 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例