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ミュケナイ文明 ミュケナイぶんめい

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大辞林 第三版の解説

ミュケナイぶんめい【ミュケナイ文明】

エーゲ文明の後期、紀元前一五世紀から前一二世紀にかけてミュケナイを中心に栄えた文明。ドリス人の侵入によって滅亡。クレタ文明を受け継ぐが、堅固な城壁と炉を備えた宮殿や仮面・杯などの金工術に特徴がある。

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

ミュケナイ文明【ミュケナイぶんめい】

ギリシア,ペロポネソス半島アルゴリス地方の山に囲まれた要害の地ミュケナイを中心に栄えたエーゲ文明後期の青銅器文明。前2000年ころ南下したギリシア人ミノス文明クレタ文明)を吸収して築いた。
→関連項目アカイア人ギリシア(古代)テーベパフォスミュケナイ文書

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世界大百科事典 第2版の解説

ミュケナイぶんめい【ミュケナイ文明】

アルゴリスのミュケナイを中心として栄えたギリシア本土の青銅器文明。後期ヘラドス文化にあたり,前1600年ころから前1200年ころまで続いた。新来のインドヨーロッパ語系諸族が先住民と融合して発達させてきた中期ヘラドス文化は,ミノス文明に接触すると大変化を起こした。すなわち従来の農業・牧畜を主とする社会は果樹栽培と海上貿易というエーゲ的生活に入り,そこに強大な勢力が出現し,文化はミノス文明の系統に転換する。

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世界大百科事典内のミュケナイ文明の言及

【エーゲ文明】より

…ともあれ,非インド・ヨーロッパ語系だったエーゲ世界はこの時期にギリシア語化がはじまるとの説が強い。そして新来民は先在文化を吸収して成長し,後期ヘラドス文化はミュケナイ文明になる。
[ミノス(クレタ)文明]
 クレタ島にも新石器文化の遺跡があるが,青銅の使用を知る多くの移住者をむかえると,急に開発される。…

【ギリシア】より

…こうした特徴をもつ共同体がギリシアにおいて(ローマの共和政期にも同じような共同体が展開したが)典型的に発展した原因は,大きく見れば,ギリシア人の原始共同体が先進オリエント文明の影響を摂取しつつ自己を文明化したことに求められる。後述するように,ポリスよりも古い形態の国家をつくりあげたミュケナイ文明の世界において,これを支える共同体内部にすでに耕地の私的所有が発生していたことは注目すべきことで,オリエントにおける国家形成が強大な専制君主国家を生んだのとは異なり,ギリシアでは王権の発達が未熟で,やがて王国が没落してポリスが貴族の階級的結集による政権独占として成立しえたのも,これが根本原因であったと推定される。 ミュケナイ時代から古拙時代への移行は,諸市のアクロポリスから王宮が消滅し,代わって守護神の神殿が建つようになる,という事実に端的に現れた。…

【ギリシア神話】より

…彼らはこの先進文明を吸収しつつ前15ないし前14世紀には独自の文化を築き上げた。これがミュケナイ文明である。ミュケナイ文明がわれわれが知るギリシア文化として蘇生するためには,前12世紀から始まる新しいギリシア人の移入によって引き起こされた400年ほどの動乱の時代をかいくぐらねばならなかったが,こうした歴史的経過からも予測されるように,ギリシア神話にも大別して,北方より持ち来たったインド・ヨーロッパ的要素,地中海先住民に由来する要素,文化形成途上にオリエントとりわけ西アジアなどから取り入れられた要素の三つが指摘される。…

【シュリーマン】より

…ドイツの考古学者。ミュケナイ文明ミノス文明の発見者。北ドイツの貧しい牧師の子に生まれたが,少年時代にホメロスの物語に魅了されてトロイアの都の実在を信じ,その発掘を決意する。…

※「ミュケナイ文明」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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