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ヤード・ポンド法 ヤード・ポンドほう yard-pound system

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤード・ポンド法
ヤード・ポンドほう
yard-pound system

フート・ポンド法ともいう。イギリスアメリカ系諸国で用いられる計量単位系。基本単位には,長さにヤード (yd) ,質量にポンド (lb) ,時間に秒 (s) ,温度にカ氏温度 (°F) を用いる。単位の大きさは諸国間で少し異なっていたのが 1959年に統一されて,1ヤード=0.9144m,1ポンド=0.45359237kgとなった。

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知恵蔵2015の解説

ヤード・ポンド法

長さの基準をヤード、質量の基準をポンドとする度量衡システム。ヤードとポンドの定義は、SI単位との厳密な換算係数によって与えられている(1ヤード〈yd〉=0.9144 m、1ポンド〈lb〉=0.45359237 kg、1マイル〈mi〉=1.609 km)。

(今井秀孝 独立行政法人産業技術総合研究所研究顧問 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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百科事典マイペディアの解説

ヤード・ポンド法【ヤードポンドほう】

長さにヤード,質量にポンド,時間にセカンド(秒)をとった英語圏諸国の計量単位系。1959年,各国まちまちの単位を統一し国際ヤード,国際ポンドを制定。以後はアメリカ測地フートを除き,統一された。
→関連項目インチエーカーオンスガロン計量法スクループルストーンチェーン(単位)ドラム(単位)パイントバレルハンドレッドウェイトBTUファゾムファーロングプサイ(psi)ブッシェルフートペックペニーウェイトポンド(質量単位)マイルミル(単位)ヤードヤールロッド

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤード・ポンド法
やーどぽんどほう
yard-pound system

イギリス固有の単位系で、またアメリカなどアングロ・サクソン諸国とその旧植民地に用いられてきた。フート・ポンド法ともいう。基本単位として長さにヤード、質量にポンドをとる。工業分野では時間に秒をとるが、温度には華氏度をとる。体積はガロンであるが、その大きさはイギリス系とアメリカ系では大きく異なる。
 古代オリエントに発生したものが、ギリシア、ローマ時代を経て変化し、雑多な単位も混じってイギリスに入り定着した。したがってヤード・ポンド法は体系的に整った単位系とはいえない。エリザベス1世(在位1558~1603)のときに標準器がつくられてほぼ統一された。17世紀後半からイギリスの度量衡の標準設定の作業は、主として王立協会が行うようになり、1760年にも新しい標準器が真鍮(しんちゅう)でつくられた。この段階ではポンドには5760グレーンの金銀用のトロイポンドと、7000グレーンの常用ポンドの二つがあった。これらの原器は1834年国会議事堂の火災で焼失し、1855年ふたたび複製された。これが現在の帝国標準ヤードおよび帝国標準ポンドであり、これによって制定されたのが英国度量衡法である。1884年メートル条約に加盟して原器を受け取ると、商務省は国際度量衡局と協同で相互比較を行い、1メートルは39.370113インチ、1キログラムは2.2046223ポンドと決定し、これを法定換算値とした。なお1879年イギリスはトロイポンドを廃止したが、アメリカではなお用いられている。
 またイギリスのこのような統一以前にアメリカはじめアングロ・サクソン系諸国に渡ったものは、それぞれ多少の差をもつようになった。とくにガロンにはもとからエールガロンとワインガロンの2種があり、エールガロンのほうが大きく約4.546リットル、ワインガロンは約3.785リットルであるが、イギリスは1824年ワインガロンを禁止し、アメリカはこれをとってきた。そこで1958年アメリカおよびイギリス連邦諸国は協定して、科学技術の分野で用いる値として、1ヤードは0.9144メートル、1ポンドを0.453592437キログラムと決定した。これをそれぞれ国際ヤードおよび国際ポンドとよぶ。しかしガロンだけはその差があまりに大きいため統一できないでいる。現在のイギリスのガロンの定義は「華氏62度のときの水10ポンドの体積」で、アメリカは231立方インチである。日本は計量法施行法でアメリカ制を採用している。
 各単位の倍数および分数の進法は系統的でなく、名称もさまざまである。アメリカは多少これとは異なる。[小泉袈裟勝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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