五倍子・付子(読み)ふし

精選版 日本国語大辞典 「五倍子・付子」の意味・読み・例文・類語

ふし【五倍子・付子】

〘名〙 ヌルデの葉茎にできる虫こぶヌルデノミミフシが寄生して生じるもの。殻にタンニンを多量に含み薬用として用いられるほか染織やインキ製造に用いられる。古くは女性のおはぐろに用いた。ごばいし。《季・秋》 〔色葉字類抄(1177‐81)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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