兎・菟(読み)う

精選版 日本国語大辞典 「兎・菟」の意味・読み・例文・類語

う【兎・菟】

〘名〙 「うさぎ(兎)」の古いいい方。
拾遺愚草(1216‐33頃)上「露を待つうの毛のいかにしをるらん月の桂の影を頼みて」
[補注]「書紀‐斉明五年三月」に「問菟、此をば塗毗宇(トヒウ)と云ふ。菟穂名、此をば宇保那(ウホナ)と云ふ」とあって、「菟」字は「ウ」と訓んでいる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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