円やか(読み)マロヤカ

デジタル大辞泉 「円やか」の意味・読み・例文・類語

まろ‐やか【円やか】

[形動][文][ナリ]
形がまるいさま。まるまるとしているさま。「円やか山容
口あたりが柔らかいさま。味が穏やかなさま。「こくのある円やかな酒」
[派生]まろやかさ[名]
[類語](1丸いまろい丸っこい真ん丸まどつぶ円形球形球状・円盤状・輪形丸まっちい丸丸同心円半円長円大円真円正円真ん丸いくりくりたまご形ループっかリング丸まる丸める団団団子状

まど‐やか【円やか】

[形動][文][ナリ]《古くは「まとやか」とも》「まどか」に同じ。
「―な幸多き夢は破れた」〈宮島資夫・金〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「円やか」の意味・読み・例文・類語

まど‐やか【円やか】

〘形動〙 (古くは「まとやか」。「やか」は接尾語) まるいさま。また、穏やかなさま。まどか。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※金(1926)〈宮嶋資夫〉一「円(マド)やかな幸多き夢は破れた」

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