コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

単独行為 たんどくこうい

5件 の用語解説(単独行為の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

単独行為
たんどくこうい

ある人の一方的な意思表示によって,その意思表示の内容どおりの法律効果が生じることになる法律行為をいう。相手方のない単独行為と相手方のある単独行為とに分けられる。すなわち,所有権放棄の意思表示や遺言,財団設立のための寄付行為などのように,特定の人に対する意思表示であることを要しない場合 (相手方のない単独行為) と,法律行為取消しや解除などのように特定の人に対して表示されねばならない場合 (相手方のある単独行為) とがある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

たんどく‐こうい〔‐カウヰ〕【単独行為】

当事者の一方の意思表示だけで成立する法律行為契約の解除遺言など。一方行為。→双方行為合同行為

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

たんどくこうい【単独行為】

契約の解除や遺言などのように一当事者の意思表示によって,その意思内容に従った法律上の効果の生ずる行為である。一方行為ともいわれ,法律行為の一類型である。これには,同意,追認,取消し,債務承認などのように特定の相手方のある場合と,遺言,寄付行為(財団法人設立行為)のように不特定多数の相手方に対してなされる場合がある。単独行為は,契約合同行為と異なり,一当事者の意思が法律効果発生の根源で他人の意思に関係なく権利義務が発生する点に特色があるが,このために,利害の対立を基調とする社会においてこれを自由に認めることは妥当でない。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

たんどくこうい【単独行為】

一方的に意思表示をするだけでその内容どおりの法律効果を生じる法律行為。取り消し・追認など相手方のあるものと、遺言・寄付行為など相手方のないものとがある。一方行為。 → 合同行為双方行為

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

単独行為
たんどくこうい

一個の意思表示のみによって成立する法律行為をいう。これには、特定人に向かってなされることを必要とする相手方のある単独行為(取消し、解除など)と、その必要性のない相手方のない単独行為(遺言、寄付行為など)とがある。また、単独行為には、行為者以外の者の権利義務関係に直接に変動を生じさせないもの(たとえば、所有権の放棄)と、生じさせるもの(たとえば、債務免除)とがある。他人の権利に不利益な変動をもたらすような単独行為は、その性質上、法律によってとくに許された限りにおいてのみ効力を認められているにすぎない(たとえば、成年被後見人の行為や、詐欺または強迫による意思表示など)。なお同じ法律行為でも、売買契約などのように当事者同士の利益が相対立し複数人の合意を必要とする「契約」と、法人の設立などのように同じ目的のために複数の当事者の意思表示が向けられる「合同行為」は、単独行為と区別される。代理権授与行為授権行為)に関しては、単独行為とする説もあるが契約とする説が一般的である。[竹内俊雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の単独行為の言及

【法律行為】より


[法律行為の種類]
 法律行為は種々な標準によって種類わけが行われる。意思表示の態様によって,1人1個の意思表示で成立するものは単独行為,同方向の2個以上の意思表示の合致によって成立するものは合同行為,対立する2個以上の意思表示の合致によって成立するものは契約である。意思表示の形式として,例えば書面の作成を必要とするのが要式行為,一定の形式を必要としないのが不要式行為で,後者が原則である。…

※「単独行為」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

単独行為の関連キーワード解雇一方的課する片思い完勝一方一方片恨み決め付けるスパマー一方的ライセンス

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone