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喀血 かっけつ hemoptysis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

喀血
かっけつ
hemoptysis

肺,気管支から喀出される血液。喀血の 90%は肺結核によるが,結核の激減とともに,最近はほとんど見られなくなった。少量の喀血の場合は肺癌,肺梗塞など重要な呼吸器疾患の症状であることが少くない。

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デジタル大辞泉の解説

かっ‐けつ〔カク‐〕【×喀血】

[名](スル)気管支などから出血して血を吐き出すこと。肺結核肺癌(はいがん)気管支拡張症などでみられる。→吐血(とけつ)

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百科事典マイペディアの解説

喀血【かっけつ】

気管,気管支,肺の病巣からの出血が口から吐き出されること。喀血を起こす病気には,肺癌,気管支拡張症,肺結核,慢性気管支炎,肺梗塞(こうそく),肺炎などがある。吐血と異なって咳(せき)を伴うことが多く,鮮血色であわを混ずることが多い。
→関連項目溺死

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栄養・生化学辞典の解説

喀血

 気管支もしくは肺からの出血を口から吐くこと.肺結核などが原因となる.

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世界大百科事典 第2版の解説

かっけつ【喀血 hemoptysis】

気道または肺から血液を喀出する(吐き出す)ことをいう。ごく少量から1lにも達するものまでさまざまであり,痰に血液が少量混じる程度のものは血痰という。出血部位は喉頭,気管,気管支,肺実質などさまざまであり,気管支拡張症肺結核,各種の肺炎肺癌気管支炎肺化膿症肺梗塞(こうそく)などが,鑑別すべき疾患である。気管支拡張症は,全年齢層を通じて喀血,血痰の最も頻度の高いものである。高齢者では,肺癌の初発症状である場合が少なくない

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大辞林 第三版の解説

かっけつ【喀血】

( 名 ) スル
肺・気管支などの血を口から吐くこと。消化器からの出血は吐血という。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

喀血
かっけつ

血液の全成分が血管外に出ることを出血とよび、その部位により各種に分類される。喀血もこの分類のなかの一つで、肺や気管支から出血して吐き出されたものをいう。一方、胃や食道などの消化管から出血して吐き出されたものは吐血(とけつ)とよばれ、喀血と吐血の区別は臨床的に重要である。喀血は鮮紅色で泡を含むのに対し、吐血は暗赤色で泡はなく、食物の残渣(ざんさ)を含むことが多い。吐血は混入する胃液のため酸性反応を呈するが、喀血はアルカリ性である。また吐血の場合は、悪心(おしん)、嘔吐(おうと)などの胃症状を伴うが、喀血は、咳(せき)、痰(たん)などの呼吸器症状を訴え、喀血後しばしば血痰を呈する。睡眠中におこった喀血は、飲み込まれたのち、胃から嘔吐されることもあるので注意を要する。
 喀血は呼吸器疾患にしばしばみられる重要な症状で、咽喉頭(いんこうとう)から肺に至る気道のどこの病変からもおこりうる。頻度の多い場合は肺結核、あるいは肺癌(がん)に対する注意をしなければならない。そのほか、喀血を伴う疾患として次のようなものがある。激しい咳による気道の損傷、肺嚢腫(のうしゅ)、気管支拡張症、肺炎や肺ジストマ症などのような感染症、肺梗塞(こうそく)、僧帽弁狭窄(きょうさく)症による肺の出血やうっ血に伴うもの、また結節性動脈周囲炎などの肺内血管の病変、さらに出血傾向を呈する血液疾患などである。したがって喀血を認めたら、呼吸器系、心血管系、血液系を対象に詳細な検査を行って、喀血の原因を確かめなければならない。[渡辺 裕]

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世界大百科事典内の喀血の言及

【消化管出血】より

…一般に,食道からの大出血以外は,ヘモグロビンが胃液と反応して塩酸ヘマチンとなるので,褐色の沈殿をもつコーヒー残渣様吐物となる。このため新鮮血を吐く喀血とは区別できる。原因としては,胃潰瘍,十二指腸潰瘍が最も多く,出血性胃炎,食道静脈瘤が次ぎ,胃癌でも吐血することがある。…

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