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志度寺/志渡寺 シドウジ

デジタル大辞泉の解説

しどうじ【志度寺/志渡寺】

浄瑠璃花上野誉石碑(はなのうえのほまれのいしぶみ)」の四段目の通称。田宮坊太郎の乳母お辻が、わが身を捧げて、坊太郎の敵討ち成就を金毘羅(こんぴら)権現に祈願する場面。歌舞伎では「しどでら」。

しど‐じ【志度寺】

香川県さぬき市にある真言宗の寺。山号補陀落山推古天皇33年(625)ころの開創と伝える。謡曲海人」は当寺の縁起による。四国八十八箇所第86番札所。しどでら。

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百科事典マイペディアの解説

志度寺【しどでら】

香川県さぬき市にある真言宗善通寺派の寺。四国八十八ヵ所の86番目の札所。推古天皇時代志度浦の智法尼が感得したという十一面観音が本尊重要文化財)。藤原不比等が海女(あま)に面向不背の玉を採らせ,その子房前(ふささき)が海女の追善のために本寺を建立したと伝える。
→関連項目志度[町]大織冠

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デジタル大辞泉プラスの解説

志度寺(しどじ)

香川県さぬき市にある寺院。625年創建。宗派は真言宗。四国八十八ヶ所霊場第86番札所。本尊の十一面千手観世音菩薩、本堂は国の重要文化財に指定。

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世界大百科事典 第2版の解説

しどでら【志度寺】

香川県大川郡志度町にある真言宗善通寺派の寺。山号補陀落山(ふだらくさん)。東讃最古の名刹で,四国八十八ヵ所第86番札所である。縁起類では持統天皇開基,行基の建立,藤原房前(ふささき)の中興とする。観音霊場として名高く,本尊十一面観音像(弘仁期,重要文化財)にまつわる創建伝承は謡曲《海士(あま)》により世に知られる。現在の本堂以下の諸堂はいずれも近世の建立,また寺宝のうち,とくに室町前期作成の豪華な志度寺縁起図絵6幅(重要文化財)が注目される。

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大辞林 第三版の解説

しどじ【志度寺】

香川県さぬき市志度町にある真言宗善通寺派の寺。山号は補陀落山。寺伝では推古天皇と行基の創建。志度寺縁起にある藤原不比等とこの地の海女が結ばれたという伝説が、謡曲「海女」などの素材となった。 → しどうじ(志度寺)

しどでら【志度寺】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

志度寺
しどじ

香川県さぬき市志度にある真言(しんごん)宗御室(おむろ)派の寺。補陀落山(ふだらくさん)清浄院(しょうじょういん)と号する。本尊は十一面観音。四国八十八か所第86番札所。寺伝によると、創建は推古(すいこ)天皇(在位593~628)の時代に園子(智法尼)が刻ませた十一面観音(かんのん)像を安置する精舎(しょうじゃ)を建てたのに始まり、藤原不比等(ふひと)・房前(ふささき)らによって興隆されたという。天正(てんしょう)年間(1573~92)兵火により焼失したが、1604年(慶長9)以後、高松藩主生駒(いこま)氏の帰依(きえ)を受けて再興。また1667年(寛文7)同藩主松平頼重(よりしげ)が諸堂を造営し、近世には荘厳な景観を誇り、東讃岐(さぬき)の名刹(めいさつ)となった。本尊の木造十一面観音像・両脇侍(わきじ)立像のほか、絹本着色十一面観音像、志度寺縁起図絵6幅など国の重要文化財がある。縁起には藤原不比等と海女(あま)の伝説を伝え、謡曲『海士(あま)』の題材となった。境内には海女の供養塔、曲水式回遊庭園、枯山水庭園がある。7月16日の十六度市(いち)には本尊が開帳され、近郷の人でにぎわう。[眞柴弘宗]

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