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四稜郭 しりょうかく

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日本の城がわかる事典の解説

しりょうかく【四稜郭】

北海道函館市に残る西洋式の堡塁跡。土塁が残されている。国指定史跡。長辺がおよそ100mの4つの稜堡を持つ城塞であることから、四稜郭と呼ばれる。面積は約2万1500m2。新政府に抗して箱館に移った榎本武揚(えのもとたけあき)ら箱館政権(蝦夷共和国)が1869年(明治2)の箱館戦争の際に、本拠の五稜郭(りょうかく)を援護する支城として、五稜郭の北東約3kmの場所に築いた。大鳥圭介あるいはフランス軍事顧問団の一員として来日して箱館政権に参加したジュールブリュネ大尉が建設を指揮したといわれる。急ごしらえの堡塁で、城郭というよりはむしろ野戦築城の堡塁である。現在、一帯はスズラン畑になっており、毎年5月ごろにはスズランの花で覆われる。函館駅から車で45分。

出典|講談社
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国指定史跡ガイドの解説

しりょうかく【四稜郭】


北海道函館市陣川町にある洋式築城法に基づく堡塁(ほうるい)。五稜郭(ごりょうかく)の北東約3kmの丘陵傾斜地にあり、東方に函館湾、西方に外洋を望む。範囲は東西約100m、南北約70mに及び、周囲には幅5.4m、高さ3mの土塁を四稜形にめぐらし、前面入り口右方の土塁を除く外側には幅2.7m、深さ0.9mの空濠が掘られている。1869年(明治2)、新政府軍の攻撃によって松前地方から函館まで後退した旧幕府脱走軍が、新政府軍の攻撃に備えるため、函館近郊を一望でき、五稜郭の鎮守・東照宮を防御する地に築造した。昼夜を問わずの工事を行い短期間で完成したが、わずか数時間で陥落したという。郭内の一部はすでに破壊されているが、なおよく旧態が保存されている。1934年(昭和9)に国の史跡に指定された。JR函館本線ほか五稜郭駅から車で約18分。

出典|講談社
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