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社日 しゃにち

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

社日
しゃにち

春分および秋分に最も近い戊 (つちのえ) の日のことで,春分に近い戊の日を春の社日,秋分に近い戊の日を秋の社日という。戊は十干の一つで,戊の日は春分または秋分の日の4日前から4日後までの間にくる (→十干十二支 ) 。

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デジタル大辞泉の解説

しゃ‐じつ【社日】

しゃにち(社日)」に同じ。
「―には来歳の農を無事にと云って」〈蒙求抄・五〉

しゃ‐にち【社日】

《「社」は土地の神の意》雑節の一。春分秋分に最も近い戊(つちのえ)の日。この日、土地の神を祭る。春の社日を春社といって五穀の種子を供えて豊作を祈り、秋の社日を秋社といって初穂を供えて収穫を感謝する。しゃじつ。 春》

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日本文化いろは事典の解説

社日

社日は生まれた土地の神様(産土神)を祀る日です。春と秋の2回行われ、春のものを春社〔しゅんしゃ/はるしゃ〕、秋のものを秋社〔しゅうしゃ/あきしゃ〕といいます。春分(3月20日頃)と秋分(9月23日頃)のそれぞれに最も近い戊〔つちのえ/いぬ〕の日を指します。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゃにち【社日 shè rì】

中国において社(土地神)を祭る祝日をいう。一般に春秋2回行われるが,その日は時代によって異なる。唐代には,立春(立秋)後,第5番目の戊(つちのえ)の日である。村人たちはみな仕事を休んで叢林中の祠に集まり,酒肉をそなえた後,その供え物飲み食いし,一日を楽しんだ。神楽(かぐら)も盛んに奏された。春社には五穀の豊作を祈願し,秋社には収穫の感謝と来年の農作物の占いが行われた。この社祭は元代に廃止され,急速に衰える。

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大辞林 第三版の解説

しゃじつ【社日】

しゃにち【社日】

〔「社」は産土神うぶすながみの意〕
雑節の一。春分・秋分に最も近い戊つちのえの日。春は春社といい、地神をまつって豊作を祈る。秋は秋社といい、収穫を感謝する祭りを行う。しゃじつ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

社日
しゃにち

春分、秋分に近い戊(つちのえ)の日をいう。中国では、「社」は土地神を祀(まつ)ったもので、土壇が築かれ、林叢(りんそう)があるという。わが国では地神(じがみ)講の祭日としている所が多く、地神または農神(のうがみ)を祀るものとされる。この日は地をいじることを禁じ農作業を休み、掛軸などを掛けて講員が集まって祭りをする。地神は百姓の神ともいい、春の社日にお降(くだ)りになり、秋の社日に天に帰られるという。この日鍛冶屋(かじや)が鍬(くわ)や鎌(かま)の注文とりにくるという土地もある。信州(長野県)の小県(ちいさがた)郡では、田の神のことをお社日様という。春秋の社日には餅(もち)を搗(つ)いて祝う。福岡県嘉穂(かほ)郡では、社日にシオイといって海岸から砂を持ってきて家の内外にまいて清めをする。山梨県では社日詣(もう)でといい、春の社日に石の鳥居を七つくぐると中風にならないといって、ほうぼうの神社を拝み回る風習がある。京都府の旧中郡地域(現在の京丹後市)では社日参りといって、明け方に東の方の社寺に参り、それから順に西の方へと行き、最後に日の入りを拝むという。[大藤時彦]

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世界大百科事典内の社日の言及

【社日】より

…この社祭は元代に廃止され,急速に衰える。【植木 久行】
[日本]
 日本でも社日は〈しゃじつ〉ともいい,早くから暦注の一つに加えられ,暦の普及とともに,人々とくに農家の人々の生活に少なからぬ影響を与えるようになった。農事において春社日を種もみ浸しの目安とする考えは,かつて全国に広く及んでおり,高知県幡多郡には近所で種もみの交換をして種浸しの準備にかかる所もあった。…

【雑節】より

…その際それらの暦注の中から,単なる迷信とはいいがたく,行事的な意味で国民の生活に結びつきのあるものが雑節の名で集められ残された。初めは上記のほかに社日と二百二十日も含まれていた。雑節なることばは江戸時代の文献にはなく,改暦以後に用いられるようになったもので,二十四節気のように暦学上の意味もなく厳密な定義もない。…

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