共同通信ニュース用語解説 「城の山古墳」の解説
城の山古墳
新潟県胎内市の水田地帯にある古墳で、高さ約5メートル。2005年に土器片などが出土し、古墳時代前期のものと判明。その後の調査で畿内の強い影響がみられる副葬品が多数見つかり、日本海側で大和政権の影響範囲の北限とされてきた。周囲には古墳時代前期の遺跡が密集している。
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新潟県胎内市の水田地帯にある古墳で、高さ約5メートル。2005年に土器片などが出土し、古墳時代前期のものと判明。その後の調査で畿内の強い影響がみられる副葬品が多数見つかり、日本海側で大和政権の影響範囲の北限とされてきた。周囲には古墳時代前期の遺跡が密集している。
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出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
兵庫県朝来市の旧和田山町平野に所在する円墳。1971年に発掘調査が行われた。円山川を見下ろす丘陵の突端に位置し,東西36m,南北30m,高さ5mをはかる。埴輪の樹立を欠く。また,葺石(ふきいし)については,墳丘で礫群を検出したが,その存在を確定するには至っていない。墳頂から,長さ6.4mの木棺を東西方向に埋置した埋葬施設が発掘された。棺材はコウヤマキであったらしい。被葬者は頭位を東に向け,副葬品はことごとく棺内から出土した。品目として,鏡,石釧(いしくしろ),琴柱形(ことじがた)石製品,石製合子,勾玉,管玉,刀剣,斧,鉇(やりがんな),刀子がある。鏡6面のうち5面は中国鏡であり,そのなかに三角縁神獣鏡3面を含む。3面とも同種鏡のなかでは新しい型式に属し,うち1面には同笵鏡(どうはんきよう)が知られる。勾玉には,硬玉,コハク,コバルト着色アルカリ石灰ガラスの各種があり,後2者が加わる点に材質上の新機軸をみる。4世紀後葉の古墳である。
執筆者:川西 宏幸
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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