多事多端(読み)タジタタン

デジタル大辞泉 「多事多端」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「多事多端」の意味・読み・例文・類語

たじ‐たたん【多事多端】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 仕事が多く非常に忙しいこと。また、事件がうち続き世の中が騒がしく、穏やかでないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「マレー人の国は今後二十年間、最も多事多端なる局面とならんか」(出典:南国記(1910)〈竹越与三郎〉一)

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四字熟語を知る辞典 「多事多端」の解説

多事多端

次々と処理すべきことが多くて非常に忙しいこと。また、事件が多く、落ち着かないこと。

[活用] ―な。

[使用例] 一方では戦争犯罪人が次々と逮捕収容せられ、国際裁判がやがて開かれるという動きがあり、他方では新しい日本の民主政治を建設するための選挙さわぎが、同じ時期に同じ国のなかで渦をまいていた。多事多端な春であった[石川達三*風にそよぐ葦|1949~51]

[解説] 「多事」は事が多くて忙しいこと。また、変事などがあって落ち着かないこと。「多端」は多岐にわたって忙しいことの意。

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