大宮八幡宮(読み)おおみやはちまんぐう

精選版 日本国語大辞典 「大宮八幡宮」の意味・読み・例文・類語

おおみや‐はちまんぐうおほみや‥【大宮八幡宮】

  1. 東京都杉並区大宮にある神社。旧府社。祭神応神天皇仲哀天皇神功皇后。康平六年(一〇六三源頼義創建。武蔵三大宮の一つ。〔江戸名所図会(1834‐36)〕

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日本歴史地名大系 「大宮八幡宮」の解説

大宮八幡宮
おおみやはちまんぐう

[現在地名]杉並区大宮二丁目

善福寺ぜんぷくじ川沿い南側の台地に立地する。旧郷社。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。社伝によると源頼義が前九年の役の帰途阿佐ヶ谷あさがやの地に勧請したという。後三年の役に源義家も帰路に参詣し、宝仙寺を建立したと伝えている。当宮を経る道は武蔵国府へ通ずる古代の道であり、中世にはいわゆる鎌倉街道(大宮街道とも)要衝の場所として重視されていた。


大宮八幡宮
おおみやはちまんぐう

[現在地名]三木市本町二丁目

祭神は応神天皇。中筒男之命など八神を配祀する。旧村社。大宮九社・九社八幡宮とも称した(「三木郡志」など)。天永二年(一一一一)の勧請と伝える。三木合戦の際に社殿および旧記類はことごとく焼失したという。天正一〇年(一五八二)中川秀政により社殿が造営された。この頃は別当月輪げつりん(現真言宗大覚寺派)の一乗院など五院によって支配が行われていた。慶長八年(一六〇八)姫路藩主池田輝政から社領五〇石を寄進された。元和五年(一六一九)には明石藩主小笠原忠真から旧領を安堵され山林竹木諸役を免除されたうえ、さらに二五石五斗の能料を寄付された(美嚢郡誌)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「大宮八幡宮」の意味・わかりやすい解説

大宮八幡宮
おおみやはちまんぐう

東京都杉並区大宮町に鎮座。祭神は帯中日子命(たらしなかつひこのみこと)(仲哀(ちゅうあい)天皇)、息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)(神功(じんぐう)皇后)、品陀和気命(ほんだわけのみこと)(応神(おうじん)天皇)。甲州街道に沿い、古くは和田八幡とも称した。1063年(康平6)源頼義(よりよし)が創建し、のちに源頼朝(よりとも)が鶴岡(つるがおか)八幡宮と等しく神殿を建立し、社僧を置いたと伝えている。徳川家累代も源氏の守護神として社領を寄進し崇敬した。旧府社。例祭日は9月15日。境内ツツジ名所ともなっている。

[佐野和史]

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事典・日本の観光資源 「大宮八幡宮」の解説

大宮八幡宮

(東京都杉並区)
杉並百景指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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