大蓮寺(読み)たいれんじ

精選版 日本国語大辞典 「大蓮寺」の意味・読み・例文・類語

たいれん‐じ【大蓮寺】

  1. 大阪市天王寺区下寺町にある浄土宗の寺。大坂三十三所の第二九番札所。石田梅巖の墓がある。

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日本歴史地名大系 「大蓮寺」の解説

大蓮寺
だいれんじ

[現在地名]穴水町甲

甲の阿曾良かぶとのあそらにあり、紅地山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。天文五年(一五三六)前波まえなみ洞光とうこう寺三世花玉が甲村に寺地拝領し、開創したと伝える。元和六年(一六二〇)の甲村検地打渡状(佐藤文書)に「六斗弐升五合 大蓮寺屋敷」とある。庭前に桃山期と推定される高さ三・一七メートルの石造三重塔があり、昭和三四年(一九五九)付近ののと鉄道甲駅より移されたもので、天正二年(一五七四)甲山かぶとやま城主平楽右衛門尉が大蓮寺の前身百万堂建立の際造塔されたと伝える(大蓮寺文書)


大蓮寺
だいれんじ

[現在地名]勝山市沢町一丁目

品量山と号し、日蓮宗。本尊は十界大曼荼羅。寺伝によれば、寛永元年(一六二四)勝山かつやま城主松平直基の母大蓮院の菩提所として創建された。開山福井城下関東妙国かんとうみようこく寺の見隆院日然。寛永一一年、勝山河原新開地二〇石を寄進された。境内に松平直基寄付の古鎮守、三宝荒神と小笠原氏寄付の鬼子母尊神七面明神がある。


大蓮寺
だいれんじ

[現在地名]重信町樋口

樋口ひのくち西部山裾にある。真言宗善通寺派、孤岸山と号す。本尊は阿弥陀如来

寺伝によれば大同元年(八〇六)弘法大師開基岩伽羅いわがら城主和田氏代々の菩提所であったが、その後数度の火災により堂宇焼失。弘化元年(一八四四)庫裏、明治一七年(一八八四)本堂が再建され現在に至る。


大蓮寺
たいれんじ

[現在地名]羽茂町羽茂本郷 天沢

羽茂川を挟んで羽茂城跡対岸にある。曹洞宗、天沢山と号し、本尊阿弥陀如来。「佐渡国寺社境内案内帳」では応永三三年(一四二六)に羽茂本間氏の高貞が菩提所として建立とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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