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天安門事件(第1次) てんあんもんじけん/だい1じてんあんもんじけん/だいいちじてんあんもんじけん

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知恵蔵2015の解説

天安門事件(第1次)

毛沢東思想の絶対化や毛沢東家父長体制に抵抗して起こった大衆反乱。1976年1月、周恩来首相が死去。その直後から中国当局は、資本主義の道を歩む実権派を指す「走資派」批判を全国的に展開した。4月4日、故人をしのぶ清明節に北京では多くの市民が天安門広場の人民英雄記念碑に花輪をささげた。しかし公安当局がこれらの花輪やプラカードの撤去を断行したため、翌5日の市民の反乱を呼び起こし、建物や自動車火を放つ騒ぎとなった。プラカードには江青(毛沢東夫人)や姚文元らを批判する詩なども書かれており、毛沢東体制への反逆を意味することは明白だった。当局は反革命事件として断罪し、党副主席・副首相であったトウ小平(トン・シアオピン)は、事件の首謀者とされて失脚したが、同年9月の毛沢東の死、10月の四人組逮捕と、局面は大きく変化する。78年11月、天安門事件は「革命的行動」であったと全く逆の評価が与えられた。

(中嶋嶺雄 国際教養大学学長 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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